誰かと仲良くなるためには、会って話をする必要があるけれど、会って話をすれば仲良くなるかと言えば、必ずしもそうではない。
また、数多く会えば会うほどに、気が合う人も増えそうなものですが、その数の多さと、気の合い具合は、必ずしも比例しないように思います。
この仲が良いかどうか、あるいは、また連絡を取り合って、会う約束をするかどうかは、どういう成り立ちのものなのかと、わかるようでわからない事柄の、その最たるひとつであるような気がします。
こういうのは、自分の心の動きを見てみるとわかるのですが、誰かと会う、これが異性であっても、いつもトキメクかと言えばそうではないことがほとんどです。
初対面で、片一方かお互いにかの差異はあるにしても、雷に打たれたような劇的な興味を持つこともあるかもしれず、まことに不思議なものだとの思いを強くするものです。
それに、何回か会っていくうちに心の距離が縮まるということもありますし、何回会ってもしっくり来ない、場合によっては数年後に打ち解けるということもあるかもしれません。
自分にとって、仲良くなるにあたっての条件としては特段ないけれど、要素としてはいくつかあるかもしれません。
個人的には、長らくハードロック/ヘビーメタル研究をしているとしても、この話が通じるから良いというようなことは言わないし、こちらからやたら押しつけるようなこともないわけです。
少なからず会話の一端には現れるでしょうが、それ以上に、新たな知見を得ることができるということの方が重要かもしれません。
お互いにないものを持ち寄れる、それは根底に相手を敬うという姿勢が見え隠れしているから成り立とうというものです。
なるほど、個別に趣味が合うとか、好きなものの傾向が同じだということだけでなく、たとえ知らないことでも興味を持って話を聞くことができる、そういう姿勢や心構えにも目を向けていくのが良さそうです。
誰と仲良くなれるかはわからないし、ある程度大勢と会っていかないと巡り合いもしないものですから、まずは気軽に、いろいろな人と交流を持つのが良いかもしれません。
仲が良くなるかどうかは、頭で考えてかなうようなことではなく、自然の流れであるとか、何となく気持ちの向く方に行くことで、いつの間にかそうなっていることとも言えそうです。
引き続き、意識していこうと思う次第です☆