2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

見切り発車で構わない

物事はとにかく、はじめないことには、 行き着く先だって決まってこないものだなと、 しみじみと思う今日この頃です。 そもそも、今を生きているのでさえも、 "よーし、いっちょ生きてみますか"となって、 それでこの世に生まれ出ているわけでもないので…

元気の分け合いっこ

同じ人と、長く一緒にいるというのも良いですが、 性格や感覚が似ていたり、同じ状況にいたりして、 それがお互いに好調・順調ではない場合には、 同時に良くない方へ引っ張られてしまうかもしれません。 そういう時には、これは日頃からということになりま…

自分の語る言葉を思う

自分の語る言葉が、たとえば日本語として、 時々、それをどのように語っているのかを、 振り返ると良いのではないかという、 そんな、少しばかり込み入った話のひとつです。 これはもう比較でしかないのですが、 英語を話す時には、身振り手振りも含めて、 …

記憶の底に沈殿する

自分自身、記憶力は飛び抜けて良いようには思いませんが、 局所的にはよく覚えているということがあります。 基本的に、脳みその機能としては、 目や耳に入ってくる視覚・聴覚情報は全部記憶していて、 それが意識の前景に上がってくるかどうかということが…

水に深く潜るように

少し前に、だいぶまとまった分量の文章を書いた時に、 普段とは異なるやり方というか、 そこで使う体力や、事前の準備も異なるなと思いました。 分量が多ければそれだけ、内容は幅広く、 しかも、論理としても深いところまで行くので、 たとえば、これを水…

空は空にして空なり

ここ最近思うことの一つに、「空は空にして空なり」があって、 般若心経の一節にあるような「空即是色、色即是空」というような、 何かの虚無を扱うようなことを、心の中ではしています。 これには、いくつかの段階というか階層があるのですが、 思考や感情…

思慮の深さはどこまでも

物事をじっくりと考えるような"思慮深さ"は、 俗に言う、"即断即決"ということとは異なる軸層で、 とても大切なことのように思います。 慎重に考えるとか、本質的に考えられるとも言えますが、 普段からそのような態度や姿勢を持つことによって、 かえ…

問題の次数を変えてみる

思考の仕方で、物事の見え方は変わるもので、 今の自分が直面している事柄があったとしても、 工夫の仕方は、いくつも用意されているものです。 たとえば、男女妙齢である30歳を目前にして、 今の仕事を続けようか、転職をしようかどうか、 結婚することや…

内面世界は宇宙のごとく

興味のあるなし、得手・不得手など、 それは当然のようにありますし、 どのあたりを網羅しているかの範囲は、 個人それぞれにあることでしょう。 自分自身でいえば、モータースポーツであったり、 考古学であったりする分野は、どうしても不案内で、 機会が…

意識の階梯を昇降する

物事を考える時に、具体的な言動についてなのか、 世の中の普遍的なことについて考えるのかでは、 意識の使う部分が、相応に変わってくるかと思います。 たとえば、食べておいしいと感じるのとは別に、 食材は?調理法の歴史と変遷は?調味料の有無は?のよ…

出力の出る具合を測ってみる

日頃、カタカタカタ〜と文字を打っていて、 いろいろなことを取り上げたいなと思うわけですが、 そのひとつひとつに対しての踏み込み具合と言いますか、 掘り下げ具合はどれくらいなのかなと思うことがあります。 しっかりと考えたことを、できるだけ不足の…

何をもってそれを指し示す

自分自身が、日頃から言葉を大切に思っているせいなのか、 ひとつの言葉を使って、ほとんど相違のないように、 同じように物事を把握したいのはありますが、 何となくフワッとした言葉遣いであったり、 遠回しな言い方であったりを用いることがあるものです…

固有名詞の与える印象

音楽の専門誌のあるコラムを読んでいて、 固有名詞ひとつでも多く伝わることもあれば、 まったく伝わらないこともあるような一節があって、 話したり聞いたりする人が何を知っているかによって、 伝わる伝わり具合が異なるのだなと思った次第。 たとえば、T…

論理の射程と範囲

時間と場所の、広がりと奥行きを思える人は、 物事を柔軟に考えられる人が多いような気がします。 昨日の東京にいる自分と、今日の東京にいる自分を比べても、 街並みの風景もそうですし、自分の境遇や立ち位置なども、 それほど大きくは変わらないものです…

高感度の上がる言い方

同じ状況にあっても、何をどう言うかによって、 その後の明暗を分けるということは、実に多いものです。 伝えたい意図や内容は同じかもしれませんが、 言葉の選び方で、伝わり方は大きく変わるわけで、 よほど、ひねくれた性格でもない限り、 伝える相手か…

複合的に備えておく

統合的に、ひとりとしての人格ではあっても、 自宅でくつろいでいる時、仕事をしている時、 スポーツをしている時、勉強をしている時など、 立ち居振る舞いは、自然と変わってくるものです。 場面や状況に応じて、見える表情は異なるわけですから、 そのい…

再び巡り会うための

普段、過ごしていれば多かれ少なかれ、 "誰か"との出会いはあるものですが、 果たして、この人なら会いたいとか、 また会いたいとなるのかなと思うものです。 そして、親しさが順調に増していけば、 もっと一緒にいたいと思うようになったり、 一緒に何か…

ある程度を越えるように

自分の気持ちにしても、考えにしても、 ある程度の閾値を越えないことには、 言葉となって出てこないなというのはあります。 見切り発車と言いますか、勢いに任せるだけでなく、 コップに水が溜まって、溢れるようになってこそ、 表に出すのが良いように思…

果たす役割について知る

仕事でも経営でも、あるいはその他の活動でも、 多岐に渡って活躍している人は、決して少なくありません。 趣味でもそうですし、興味のあることでもそうで、 いくつものことを同時進行でやっている人というのは、 かえって、自分の活躍に役立っているような…

火のないところに煙とは

コトの真偽はともかく、何かしらの噂話が立つ場合、 まったく根も葉もないところから出るというのは、 おそらく考えにくいことのように思います。 火のないところには煙は立たないように、 煙があるために火が着いている必要があるでしょう。 そのように考…

懊悩はそれぞれにあって

時々、雑誌やテレビの特集で見かけるのですが、 大学生の実態とか、現代の大学生がどうなのとかを、 取り上げていて、興味を持つことがあります。 20歳前後の年代の、大学生という切り口もありますが、 東京大学に通う大学生→東大生を取り上げているのもあ…

漆黒に照らされて

秋から冬へと変わっていくにつれて、 当然、気温は下がっていくものですから、 どうしても着るものは増えてくるものです。 そうすると、この時季は空が青々とするよりかは、 どこか陰を持つような雰囲気になりますし、 着るものの生地も光沢があるというよ…

幸福追求論・序説 <その3>

<その2>からの続き…。 * だいぶ多くの分量を費やしてきて、 言いたいことの多くも出し切ってきたところで、 ひとつ締めくくりに向けて続けていこうと思います。 付随すれば、内田樹さんの「人生はミスマッチ」とか、 「結婚と合気道」とかの内容を知っ…

今は昔と思いながら

今年はまた、Hi-STANDARDの活動が活発になっていますが、 そこで横山健さん(Gt、Vo)が語っていたことが印象深く、 その発言の内容のニュアンスとしては、 「AIR JAM世代とかハイスタ世代とか言われるけれど、 今の時代に、俺らが集まって活動しているから…

幸福追求論・序説 <その2>

<その1>からの続き…。 * 気がつけば、かなりの(もちろん感覚的な)紙幅を費やし、 <その1>で早くも12,000字以上になっているので、 ここはぜひとも適度に休憩を挟み、トイレに行ったり、 コーヒーを淹れたりしながら、読み進めてもらいものですし、…

各自が世界の真ん中に

お互いを見つめ合うというよりかは、 何か別の、同じ対象を眺めている場合において、 自分が思うように、相手も思っているのか、 これは確かめようがないことではあります。 思考の枠組みや、体験や経験の背景が異なるので、 そこでの相違は当然のように現…

幸福追求論・序説 <その1>

これは、特に日本でということになるのでしょうか、 普段の会話では、お金の話と性の話はしない方が良いという、 清廉潔白とでもいうような清貧・潔癖さがある気がします。 暗黙の了解とでも言うのか、表立って言う人は、 ほとんどいないようなことも聞きま…

境界線上をなぞるように

物事の多くは地続きだとしても、 果たして、そのまさに境目であるようなところは、 指でなぞるように、見つけることができるのか、 そのような思いに駆られることがあります。 最も身近な、自分たち自身のことで言えば、 身体の境界をどこに置くかによって…

肉体的に不可分であるのか

普段の生活であるとか、取り巻く状況とかに対して、 判断を下すことであったり、結論を出すことであったり、 途中を難しく考えてしまうことはあるでしょう。 学問の分野のひとつとして「哲学」をとらえる場合に、 もちろん偉大な先人の知恵を知るという側面…

価値が高くあるように

"読書の秋"ということに限らず、日頃から本を読んでいると、 これは普段巡り合わない内容だとか、読んで良かったとか、 その時々で、種々の思いを持ち合わせるものです。 そして、本というものを単純に考えてみると、 紙とインクということになるわけです…