見切り発車で構わない

 

物事はとにかく、はじめないことには、

行き着く先だって決まってこないものだなと、

しみじみと思う今日この頃です。

 

そもそも、今を生きているのでさえも、

"よーし、いっちょ生きてみますか"となって、

それでこの世に生まれ出ているわけでもないので、

言うまでもなく、それは当然のことかなと思います。

 

完全なる旅行計画や、完璧なデート・コースを用意しても、

実際には、それを敢行してみないことには、

どのような過程になるかも明らかにはなりませんし、

総じて、予想外のことばかりが起こるものです。

 

自分ひとりのことではないので、

相手や関わる人の反応もあるでしょうし、

自分自身の体調や気分によって、

感じ方や動き方も変わってくるように思います。

 

そうして、前もって用意しておくことは必要ですし、

できるだけ不測の事態に備えるのも良いものですが、

それも8割くらいができていれば、十分かなという気がします。

 

途中を楽しむ、スリルでさえも楽しみながら、

最初に思い描いたことの全部が思い通りにならずとも、

おおむね実現できていれば良いだけのことで、

あとは、どれくらいを許容できるかに関わってきそうです。

 

たとえば、食事にしても、思っていたより少ないとか、

思っていたより味が濃いようなこともあるでしょうが、

どういうものを予想していたかの差異を感じるとともに、

どれくらいなら気にならないのかも、加味しておくと良いでしょう。

 

それでも、お腹の調子が崩れるとか、精神的に変調を来すとか、

あまり好ましくないことが起きる可能性は低いものですから、

そうでない限りは、いちいち目くじらを立てる必要もないでしょう。

 

こういうものを大きくくくってみると、

"人生は、全部が全部、思うようにはならない"ものだと、

ある意味では、それは確かなものと割り切っていれば、

それが気持ちの余裕をどれだけ持てているかということにもなって、

人としての器みたいなものも試されているかもしれません。

 

強く思っていけば、かなうことも多いでしょうが、

実際の行動に移していかないことには、

場所なのか状態なのかはいろいろあっても、

それぞれに到達することはないとも言えそうです。

 

そのように考えると、逸脱するような範囲でなければ、

少しくらい勇み足でも良いとも思えそうで、

どしどしやっていくのが、結局は優先しておくと良いのでしょう☆