懊悩はそれぞれにあって

 

時々、雑誌やテレビの特集で見かけるのですが、

大学生の実態とか、現代の大学生がどうなのとかを、

取り上げていて、興味を持つことがあります。

 

20歳前後の年代の、大学生という切り口もありますが、

東京大学に通う大学生→東大生を取り上げているのもあって、

一般的に日本の最高学府と言われているだけあって、

興味を持つ人が、結構多いのだなと思います。

 

そうして、多くの人の少し先入観や偏見も入る意見を見ると、

「頭が良くて良いな」、「勉強ばかりしているから地味」みたいな、

東大生全体を引っくるめて思っているのがあって、

いち個人として対峙するのは、ここをまず越えないといかないのだなと、

そして、東大生である人たちはどうなのだろうと思うわけです。

 

東大生と言っても、そこはひとりの個人ですし、

性格や特徴は、当然個別のものがあるわけですね。

 

そして、20歳前後の今を生きるリアルさはあって、

友だちと交流する、異性と交際したいという思いもあって、

ある意味、勉強ができるから完璧なのではなく、

勉強においては、結構できる方に入るのだなという、

お互いの見方を補正する必要はあるなと感じます。

 

勉強はできるけれど、スポーツが苦手とか、

両方得意とか、苦手とかの得手・不得手はあるのだから、

もっと生身の部分を知り合えると良いのかもしれません。

 

また、大人につれて、足が早いから会社の出世に役立つとか、

声が大きいから異性にモテるというようなことは、

必ずしも一致しないことは感じ取れるはずです。

 

たとえば、特集で取り上げていたひとつに、

東大に通う女性が、異性と交際したいのだけれど、

東大に通っていることのそれだけで男性が引くとあって、

何をどうしても悩みは尽きないものだなと思いました。

 

もちろん、外見の好みや会話の内容など、

相性が合うみたいなところでの他の要因はあるでしょうが、

自分自身が東京大学に通っている/いたわけでなく、

相手が、東大生である/あった場合に、

果たしてどう反応するかを、自分なりに少し想像してみました。

 

そして、行き着くのは、勉強においてはかなわないだろう、

しかし、他のところではどうなのかはわからないのだから、

あまりそれだけを評価軸として、物怖じすることはないだろうと、

それがきっとフェアなんだろうなと思うわけですね。

 

人として練れている、笑顔が素晴らしいとか、

学校の成績もひとつの魅力としながら、

総合的にどうであるかを磨くのが、

少し迂遠なように思うかもしれないけれど、

誰と仲良くするための近道なのかなとも思います。

 

このあたりは、機会を見つけてまた考えてみたいものです☆