問題の次数を変えてみる

 

思考の仕方で、物事の見え方は変わるもので、

今の自分が直面している事柄があったとしても、

工夫の仕方は、いくつも用意されているものです。

 

たとえば、男女妙齢である30歳を目前にして、

今の仕事を続けようか、転職をしようかどうか、

結婚することやどこに住むかまで、

今一度、全体を考え直す人は多いのかなと思います。

 

仕事に関しては、どのような仕事に取り組みたいのか、

業種や職種のようなところで考えることもあれば、

同じ業界で、どの会社に所属するようなこともあって、

これらは、同じく「働く」にしても、

"何を"するのか、"どこで"やるのか、

問題の取り組み方が異なることは自明かと思います。

 

そうして、具体的に考える場合もあれば、

そもそも「働く」とはどういうことかであるとか、

会社に所属しないで、「働く」ことはできるのかとなれば、

また異なる視点からのアプローチということになります。

 

ともすれば、同時進行的に考えてしまいがちですが、

一概にひとくくりにもできないことのようにも思うわけで、

それを一旦冷静に眺めることも良いでしょうし、

あえて意図的に、考え方の趣向を凝らすのでも良いかもしれません。

 

生活をしていく上では、金銭の多寡は重要ではありますが、

同僚や顧客の、誰かが喜んでくれるような仕事の方が良いとか、

研究や芸事のように、自分が好きなことをとことんやりたいとか、

人それぞれに大切にしていることはあるでしょうから、

何が最も優れているというような判定はできないものです。

 

あるいは、自分で考えては息詰まるような時にでも、

周囲の、身近な人たちの意見に耳を傾けてみれば、

自分の良いところ、得意なところを指摘してもらい、

それによって、進むべき道が見出せることもあるかもしれません。

 

そうして、自分自身という個人において考えるだけでなく、

現代の、日本における社会情勢や労働実態にまで行き着いてみるとか、

海外の様子と比べたり、今後の世の中の動向に目を向けるとかすれば、

また異なる視点や観点から見て取ることができそうな気がします。

 

果たして、自分がどの段階で考えているのかを自覚しながら、

いろいろ組み合わせて考えてみることが、

もしかしたら日頃から必要なのかもしれせんね☆