今は昔と思いながら

 

今年はまた、Hi-STANDARDの活動が活発になっていますが、

そこで横山健さん(Gt、Vo)が語っていたことが印象深く、

その発言の内容のニュアンスとしては、

AIR JAM世代とかハイスタ世代とか言われるけれど、

今の時代に、俺らが集まって活動しているから、

そういう意味では、全員それにあてはまる」とあって、

これはかなり示唆に富む内容だなと思いました。

 

バンドの軌跡をたどってみれば、

2000年前後でかなりの盛り上がりを見せていて、

バンドとしても、イベントの「AIR JAM」としても、

ひとつのピークを迎えていたこともあり、

それが強烈に印象に残っている人も多いでしょう。

 

年代的に言えば、当時の20〜30歳代が多いのかと思いますが、

個人的には、その世代の真ん中にありながら、

厳密には、その影響をほとんど受けていないのはあります。

 

自分の場合で言えば、ロックからメタルに行き着くような時期で、

今でこそ、横山健さんのソロに注目をしているように、

当時はさほどパンクは熱心にチェックしていなかったので、

ハイスタにしても、強い思い入れは特段あるわけではありません。

 

わかりやすいところでは、これも後追いになりますが、

強いて言えばLUNA SEAのJスレイヴになるのか、

これもまた、音楽のジャンルに限った話になります。

 

あるいは、時々年長の世代が「ビートルズ世代」でくくられ、

"あの時代は、誰もがビートルズに夢中だった"と言われれば、

あ、そうなのかと盲目的に信じてしまいそうですが、

 

自分の両親や親戚の何人かに聞いてみれば必ずしもそうでもないので、

この言い回しには、ひとつ注意が必要になってきます。

 

人によっては、音楽以外のことに強い興味があったり、

音楽にしても、他のジャンルやバンドに興味があったりと、

人数の多さや比率の割合は異なるでしょうし、

どのタイミングで夢中になっても構わないわけです。

 

自分自身も、たとえばこれから勝新太郎さんや、

嵐寛寿郎さんに夢中になっても良いわけですし、

そこで「⚪︎⚪︎世代」の制約を受けるわけでもないのです。

 

同世代的につながって、ひとつのムーブメントをつくるのは、

思い出を共有したり、盛り上がりをつくったりする上で有効ですので、

そういうのも知りつつ、楽しんでいくのが良いものです☆