仕事でも経営でも、あるいはその他の活動でも、
多岐に渡って活躍している人は、決して少なくありません。
趣味でもそうですし、興味のあることでもそうで、
いくつものことを同時進行でやっている人というのは、
かえって、自分の活躍に役立っているような気がします。
たとえば、経営者でトレーニングに勤しんでいる人は多く、
トライアスロンや登山に果敢に挑戦することもありますし、
別に飲食店を立ち上げたり、アパレル・ブランドを展開したり、
人ぞれぞれに取り組んでいることはあるものです。
そうして、別の分野・領域で知り得たことであっても、
本当に大切なところは共通しているもので、
それをまた、持ち帰ればより有効に使えるわけですね。
逆に、小説家や文筆家であるような場合、
脇目も振らず、それのみに専念することが良いこともあり、
広げるばかりが良いわけでもない場合があります。
そして、それのどちらにしたら良いということではなく、
結局のところは、果たして自分は世の中に対して、
どのような役割を果たしていくのが良いのか、
日頃から、それを考えていることが必要な気がします。
俯瞰して、自分の立ち位置を知るようなことが必要で、
今は主にキャスターで活躍している松岡修造さんは「人を応援する」、
歌手・声優の坂本真綾さんでは、「伝える」ことを本義としています。
こういう自分の理念みたいなものが一貫していれば、
表面的にやることは変わっても相通じていることはあるので、
至極簡単に落とし込めているのは良いなと思います。
これは、以前書き記したことに近いかもしれませんが、
逆に言えば、ラーメン屋であるのにオムレツで勝負するとか、
八百屋なのに新鮮な野菜でなく、ブルドーザーを扱うように、
むやみに多角化したり、本分を見失ったりしてはいけないのです。
それでも、"誰かを喜ばせたい"一心でやっていれば、
そのチグハグさはあっても、強みとなるかもしれず、
思い入れや気持ちの込め方がエネルギーとなっていることがあります。
確かに、最初はひとつのことに専念しつつ、
そうして、ひとつずつを軌道に乗せていけば、
結果として、いろいろなことが同時にできていることになります。
自分自身の場合で言えば、どうなのでしょう?
なかなか短い言葉に落とし込むところまではいきませんが、
"喜びを届ける"ことは含まれているような気がします☆