メッセージの宛先

 

誰かに何かを伝えよう、届けようとして、多くの場合、言葉に声に乗せて何かしらを言うわけですが、受け取る側がどうであるかと同様かそれ以上に、発信する側の配慮もまた大切だなと思います。

たとえば、心からの贈り物をする場合、中身を何にするか考えることからはじまり、包装の仕方、渡すタイミングなど、できるだけ喜びが大きくなるように考えるものです。

それをぞんざいにしたところで、受け取る側としても素直に喜べないし、それをもって贈る側が腹を立てても、物事の順序が異なろうというわけです。

いくら素直に言うのだとしても、言葉選びが迂闊・軽率であると違和感を感じてしまうように、自分で良かれと思っても、受け取る側がどう思うのか、それもまた考慮しておきたい項目です。

わざわざ違和感を感じたい人がいないように、また、わざわざ不快な思いをしたい人がいないように、災いや困難に飛び込むことはほとんどないわけです。

自分で注意するのみにあらず、そういうものを投げかけようとする人に近づくことはないし、関わることもきっとないようにするでしょう。

自分自身においては、言葉遣いやそれにまつわるところでは、普段からだいぶ注意深く意識を傾けているので、もしも相手に対しての敬意や工夫が感じられない場合、自分自身はそれを受け取らない、自分自身へのメッセージとして受け取ることはしないでしょう。

やたら恭しくするわけでもないし、やたらへりくだるわけでもない、ただ何かを贈るにしてもそれなりのマナーや礼儀があるのではないでしょうか、そういうことを述べていきたいわけです。

それがひとつ、敬意としてあるのだから、それなりに表してみるのが良いのではないか、頭の片隅にでも置いておくと良いと思います。

きっと、自分の言葉が相手に届かない、どうにも上手にやり取りができていない場合、相手の器量や采配をあれこれ言うのではなく、自分自身は適切に振る舞えているのか、それを省みるのが良さそうです。

あるいは、相手が思わず受け取りたくなる、これは自分へのメッセージだと思ってもらえるように、配慮と工夫を怠らないことが大切だとも言えるわけです。

そういうステキなメッセージは多くあるものですし、見つけてもいきたい、自分自身も多く発信していきたい、そういう思いを持つことからはじめていきましょう☆