いつも音楽を何かしら聴いているうちにあって、自分が以前よく聴いていたもの、あるいは、以前にリリースされていて未聴のもの、そういうものを今とらえるとどうなるものか、それはとても興味深い事柄のように思います。
久しぶりに会う誰かのように、どこか懐かしい気持ちになるものか、初めて会うような場合でも、ある一定の時間をともにしていたような、感慨にも似た思いが現れてくるかもしれません。
馴染んでいるものを楽しむ、それもまた良いものですが、付かず離れずなぜだか触れてこなかったものに目を向けるのも、今まで知らなかったことを知るようなことになるでしょう。
本にしても映画にしても数多巷間にある中で、"自分にとって新しい"というのが、いろいろなことを改めて思うきっかけになるはずです。
それが音楽であれば、ミュージシャンやバンドの歩みがアルバム単位でつかめる・つかみやすいのがあって、今の最新作を手にするのも良いですが、振り返っていくこともできるものです。
自分の興味を持つタイミングと、リリースや活動のタイミングが必ずしも合致しないものですし、たとえ時期や時代が隔っていようが、CDや配信などでチェックできるというのがありがたいものです。
ライブ・コンサートで直に観ることも良いものですが、そうでなくても映像が残っていればそれで観れるというのがありがたく思います。
自分自身でも、その時々での考えや感覚は移っていくものですから、同じように"音楽を聴いている"と言っても、何を聴いているかは結構変わっているものです。
特定のミュージシャンやバンドごとだけでなく、ジャンルや傾向も変わっているとあれば、その変化の積み重ねで音楽の聴こえ方も変わってくるというものでしょう。
最近では、R&Bとかファンクとか、ジャズのようなところにも聴く姿勢ができていますので、これを押し広げるということもしていくのだろうと思っています。
好きかどうかが、聴くかどうかの大きな分かれ道になるかもしれませんが、良い音楽かどうかも知るようにしていくと、対比で好きなものがより強調されるのもあって、何でも一度は触れてみるのが良いように思います。
それがまた新しい何かに続いていくでしょうから、柔軟に構える、興味を持つことを日頃からしていきたいものです☆