伝達するにその速さ

 

もしも何か事柄が決まっているのなら、伝達することばかりでなく、その早さもないといけないように思います。

これが、相当に大勢の意志をまとめたいとか、自分とまったく同じ方向に向かって進んでいきたいと思っているのであれば、自分から発信していかないことにはどうにもならないもの。

相手の聞くのを待つばかりではないし、それがないからといってどうのこうの言うのもいかがなものかと思います。

また、自分はこう思う、こうしていきたい、そういう意志を先に出さずして、相手の意向ばかりを聞いていても、何に向かっていくのかよくわからないということになりかねません。

毎回後出しジャンケンのように辻褄を合わせても、どうにも腑に落ちない部分は出てくることでしょう。

「やる気」に関することも同様で、喚起次第では十分に引き出すこともできるので、相手の今の「やる気」ばかりを測ってもあまり意味がないように思います。

それもこちらの態度で変わるものだけに、喚起するに何か手がかりはないかと思いながら、相手に質問を投げかけたり、いろいろ尋ねたりするのは良いでしょう。

逆もまたしかりで、もしも自分の周りで事態・状況が刻一刻変化しているのであれば、それを手前で抱えるのではなく、さっさと誰かと共有するとか伝達するに越したことはありません。

自分で解決するのも良いでしょうが、誰かと協力するのが好ましいことも多く、問題がややこしくなる前に、いくらでも手の打ちようはあるために、早めに対策を練る発想を持つのが良いわけです。

これも少しの気遣いや工夫で回避できることであって、早めに言うとか、少しずつでも伝えるとか、そういうことは必要であるような気がします。

どちらが先かとか、自分が、相手がとどうこういうことはいくらでもできるのかもしれませんが、真っ当に考えてどうなのか、どれほど妥当な判断であるかを冷静に見て取れるのがよほど有益な見方であるように思います。

こういうことも含め、その早さしかり、タイミングも大切なところで、主客転倒、本末転倒とならぬよう、ものの道理を見極めていきたいものです。

あるいは、その数の多さも大切なのかと思うと、欠かせないポイントはいくつもあるように思います☆