何を身にまとうものか

 

秋も深まってくれば、半袖1枚で過ごすわけにはいかず、

もう少し上に羽織るものが必要になってくるかと思いますが、

単純に「着て、暖かい」というのみにあらず、

もうひと工夫できると良いのかなとも思います。

 

基本的には、気温に対して体温が影響を受けないように、

機能の面で、保温することが優先されると思いますが、

もう少し文化的と言いますか、付加するところもあって良く、

何をどのように身にまとうか、そういう側面もあって、

それを楽しむのも、着る服を選ぶ視点のひとつかなと思います。

 

この時季においては、次第に重ねて着る服が多くなってくるので、

どのように組み合わせるかとか、どういうスタイルにするのか、

冬の厳しさの来る前だけに、いくらかは楽しめるはずです。

 

そして、着るだけで気持ちが盛り上がるような服とは、

着るだけでテンションが上がるような服とは、

自分にとっては一体どういうものなのかを思いつつ、

ぜひともそれらのいくつかを手近に持っておきたいものです。

 

生地の厚さということでは、どうしても厚くなるでしょうし、

色合いにしても、黒や灰色などダークでモノトーンが多くなるだけに、

派手な色味を取り入れるのも良いなと、そんな気がしています。

 

ただ、どんなに派手で奇抜なものであっても、

何度か袖を通すうちには慣れてきてしまうでしょうし、

飽きるようにもなれば、刺激が少なくなってしまうことでしょう。

 

どこかで取り上げたかもしれませんが、最近思うことのひとつに、

「どんな刺激であってもやがては慣れる」のがあって、

これはもう免れ得ないことなのかなと思っています。

 

そうすると、手堅くても気に入ったものであるとか、

堅実なデザインで、長く愛好できるようなものだとか、

少し視点を変えたところで選ぶのが良いのかもしれません。

 

どのようにしても、自分の好みの傾向は出てくるでしょうから、

おおよそは、それに準じるということになりそうです。

 

そして、時々はクローゼットか衣装ケースだかに眠っていて、

あまり着ていないなとというものを取り出して、

ガンガン着倒すくらいが服のためでもあるのかなと思います。

 

総じて、天候や季節の暑い寒いみたいなところも考慮しつつ、

自分らしさや、自分の望むスタイルを表現していく、

服を着る楽しみは、そこにもあると思います☆