そういえば、あまり宇宙の話はしていないことに思い至りました。
最初は、馬や自動車で早く遠くまで行くことからはじまり、
いつしか人類は空に思いを馳せるだけに留まらず、
その先、大気圏を飛び越えるようなことまで思うようになりました。
ユーリイ・アレクセーエレヴィチ・ガガーリンが、
人類初の宇宙飛行を成し遂げております。
当時の世界情勢を見てみれば、米ソの対立があって、
1969年には月面着陸を果たすわけですが、
今回は、ガガーリンについて述べていきたいなと思います。
「地球は青かった」とか「神はいなかった」とか、
名言とされるフレーズがあるも、その詳細は少し異なるようですし、
ガガーリンが厳しい訓練ののちに選ばれた最終的な理由が、
"笑顔が良かった"というものがあったらしいとも伝わっています。
当時にしても、いろいろな思惑は当然あったことでしょうし、
誇張であったり、脚色であったりも少なからずありそうです。
それでも、この決して生きて帰れる保証のない宇宙行きに選ばれ、
それで無事にお役目を果たし、生きて帰ってきたことは賞賛に値します。
一躍英雄となってしまい、その後はまた大変だったようですが、
そういうのも含め、勇気や覚悟のところで、
誰よりも強い気持ちがあったのかなと想像することができます。
また、前述の笑顔にしても、いかなる訓練をも乗り越えつつ、
それでも、良い笑顔を発することができるのは、
心が安定していることの表れだと考えられていたようです。
たとえば、時の人として、英雄視されたい人は多いでしょうが、
それだけのリスク、命そのものの危険を冒すことができるのか、
そこで踏みとどまってしまうことも多いのではないでしょうか。
生きるかどうかの選択というものは、それこそ究極の選択であって、
それを背負っていく人がいてこそ、歴史が進むと言いますか、
人類の発展に寄与していることにも目を向けなければなりません。
普段の仕事や生活においてもそうですが、
道なき道を突き進む人がいたり、ゼロから生み出す人がいたりしてこそ、
今の文明や文化があるのだということを、改めて思うものです。
コトの大小はあるかもしれませんが、
ひとりひとりの勇気ある行動、覚悟ある決断が、
他の誰かを鼓舞することもあるでしょうから、
そういう姿勢を絶やさずにいたいものですね☆