宇宙規模に枠を広げて

 

そういえば、あまり宇宙の話はしていないことに思い至りました。

 

最初は、馬や自動車で早く遠くまで行くことからはじまり、

いつしか人類は空に思いを馳せるだけに留まらず、

その先、大気圏を飛び越えるようなことまで思うようになりました。

 

そして、1961年にソビエト連邦人工衛星にて、

ユーリイ・アレクセーエレヴィチ・ガガーリンが、

人類初の宇宙飛行を成し遂げております。

 

当時の世界情勢を見てみれば、米ソの対立があって、

これを前後して、アメリカによるアポロ計画もはじまり、

1969年には月面着陸を果たすわけですが、

今回は、ガガーリンについて述べていきたいなと思います。

 

地球は青かった」とか「神はいなかった」とか、

名言とされるフレーズがあるも、その詳細は少し異なるようですし、

ガガーリンが厳しい訓練ののちに選ばれた最終的な理由が、

"笑顔が良かった"というものがあったらしいとも伝わっています。

 

当時にしても、いろいろな思惑は当然あったことでしょうし、

誇張であったり、脚色であったりも少なからずありそうです。

 

それでも、この決して生きて帰れる保証のない宇宙行きに選ばれ、

それで無事にお役目を果たし、生きて帰ってきたことは賞賛に値します。

 

一躍英雄となってしまい、その後はまた大変だったようですが、

そういうのも含め、勇気や覚悟のところで、

誰よりも強い気持ちがあったのかなと想像することができます。

 

また、前述の笑顔にしても、いかなる訓練をも乗り越えつつ、

それでも、良い笑顔を発することができるのは、

心が安定していることの表れだと考えられていたようです。

 

たとえば、時の人として、英雄視されたい人は多いでしょうが、

それだけのリスク、命そのものの危険を冒すことができるのか、

そこで踏みとどまってしまうことも多いのではないでしょうか。

 

生きるかどうかの選択というものは、それこそ究極の選択であって、

それを背負っていく人がいてこそ、歴史が進むと言いますか、

人類の発展に寄与していることにも目を向けなければなりません。

 

普段の仕事や生活においてもそうですが、

道なき道を突き進む人がいたり、ゼロから生み出す人がいたりしてこそ、

今の文明や文化があるのだということを、改めて思うものです。

 

コトの大小はあるかもしれませんが、

ひとりひとりの勇気ある行動、覚悟ある決断が、

他の誰かを鼓舞することもあるでしょうから、

そういう姿勢を絶やさずにいたいものですね☆