先に言っておく

 

願いや希望のようなところで、何回も言うとかなうとか、先んじて言っておくのが良いという言い方があります。

それは予告のようなことかもしれませんし、今がどうか別として、どうにかかなえたい、ぜひともかなえるぞという宣言のようなものかもしれません。

そういうことを考えていくと、できることの延長として言うのも良いですし、できるようになりたいという気持ちを強めるために言うのも良いなと思います。

たとえば、自分自身は付き合いがあまり好きではない、必ず進んで取り組むというわけではないので、あえて、先に「誰かとお話するのが好きでーす!」と声高に言っておくのも良いかもしれません。

苦手を克服すると言いますか、苦手なことを得意として、さらにその得意を伸ばすとなれば、より他の人に対して好印象を残すだけでなく、より多く貢献できるように思うものです。

放っておくと、ひとりで過ごす時間が多くなって、それは必ずしも苦痛ではないために、誰かと関わることを後回しにしてしまいがちです。

また、誰かと関わるような場合には、いろいろと気を揉んでしまうもので、自分といる時間が楽しいものであるのか、できるだけ充実していると良いなと神経質になってしまいがちです。

それは裏返せば、配慮しているとかしようとしている表れであったり、心配性の反対が礼儀正しさや丁寧さになったりするのなら、その美徳を大きく伸ばせるように発想すれば良いわけです。

前述のように「誰かとお話しするのが好きでーす!」という発言に見合うようであるためには、日頃から話す内容を多岐に渡るようにしたり、声の出し方やトーンなどを工夫したり、絶えず準備に余念がないことにつながっていきます。

今はできることが少ないかもしれないけれど、できることが日増しに増えていくようであれば、それはもう十分に話し上手であるでしょうし、誰かとの会話もきっと弾んでいることでしょう。

苦手とか避けてしまいがちだったことが得意になって、目の前にいる人の喜びや笑顔が多くなるのであれば、自分自身、とても嬉しくなってきます。

そして、決して自惚れることなく、より楽しくとか、より大勢の人を楽しませるようなことになるのなら、今のうちに言っておいても良いのではないかと思うのです☆