大切な人と過ごす


ここのところ日本では、クリスマス・イブおよびクリスマス当日までひとしきり盛り上がって、そこから慌ただしく入れ替わって、その先一週間は正月に向けて気持ちを整えるように過ごすのが、ひとつの大きな流れになっています。

いわば、クリスマスまではパーティー・モードで、そこから先は厳かに過ごすという落差があるわけですが、こと欧米に関しては、少しばかり事情が異なっています。

クリスマスが盛り上がるのは同じように見えるかもしれませんが、もう少し真剣さが漂っていて、それは家族や身内のような、身近で大切な人たちと過ごすということに重きを置いています。

また、クリスマスと年末年始がいっしょくたになって、"クリスマス休暇"となり、年をまたぐのは、それはそれでめでたいけれど、ひと続きある休暇のある一日というような雰囲気を感じます。

その、どちらが良いというわけでもなく、宗教や信条なども含めての習慣であるので、大方はならいながら、自分なりに向き合うのが良いように思います。

日本では、クリスマスだとか、年末の仕事納め、忘年会、大掃除などか渾然としているので、いつが終わりなのか、いつを終わりと考えるのか、気持ちと日付けの感覚が合わないことがあります。

もちろん、その所属するところの習いに従うわけですが、近年、個人的には、クリスマスから先を休みの感覚にして、それをもって年末年始の休みととらえるのが良いように思います。

ただ、クリスマスを節目としているからといって、それを欧米風に過ごすとか、パーティー・モードに切り替えるとかではなくて、そこが何かと良いタイミングであるということに過ぎません。

英語で言うところの、"We wish you Merry Christmas, and Happy New Year!!"方式で、「良いお年を(お過ごしください)」も「明けましておめでとう」も同時に含んでいるようなところが良いなと思っています。

そうやって"良いところ取り"をしながら、肝心なことは、家族と過ごす時間を大切にするとか、自分自身と向き合って一年を振り返り、さらなる一年をどう過ごすかを考えるのが良いでしょう。

クリスマスの習慣だって、だいぶ日本流にアレンジしているので、こういう全体的な過ごし方も、どこか自分流が多くあるようでも良いように思います☆