張り巡らせていく戦略

 

何をどうしようが構わないんですが、それが物事の真理や道理に当てはまっていない場合、何かしら変えていくことが必要であるように思います。

戦い方を見誤ると、いくら大勢の人数がいたり、多額の資金があったりしても勝利を勝ち取ることができないように、仕事やスポーツの試合においても思うように成果が上がらないかもしれません。

道を進んでいて袋小路に自らはまっていく人がいないように、大方の流れでは物事がスムースに進む方を選ぶことでしょう。

負担ばかりがのしかかる、時間がいくらあっても足りないようなことであっては、そもそものやり方、ひいては考え方に修正が必要であるということかもしれません。

独創性、奇抜さみたいなことが必要となるとしても、それ以前の段階で、守るべき基本的なこと、倣うべきひとつの王道があるように思います。

あるいは、一発逆転を狙っているかもしれませんが、これも最初からコツコツと取り組むことの方が堅実であるとも言えそうです。

"バリの兄貴"の話で、野球9回裏の逆転ホームランを狙うのではなく、1回のうちから得点を重ねる方がよほど勝利に結びつくようなものがありました。

これはまさにその通りで、どうしても目立つ方、華々しい方を見てしまいがちですが、真っ先に目を向ける、真っ先に手をつけるところは、かなりひっそりしているように思うものです。

将棋においても、いきなり「王将」を動かすということはなく、序盤は「歩」の動きからはじめていくようなことなのでしょう。

そういうことのひとつずつで、どうにもボタンをかけ違えている場合、最後まで気づかないでいけば戻るのが大変なように、早く手を打つに越したことはないはずです。

それでも、窮地に進む方を選んでばかりということでは、相反する・必ずしも良い方ではないことの例をまざまざと目の当たりにしているということになります。

わかっているようでわかっていない、わかっていればそれはできているということになるのだから、もう少し冷静に・殊勝に見極めていくのが良いなと思うものです。

自分がそう思うとか、誰かの意見が正しいということではなくて、物事の本質においてはそうなっているのだから、その波なのか風の吹くことに身を任せるのが賢明なのかなと思う今日この頃です☆