得意を伸ばす

 

得意を伸ばす。

人それぞれに特徴があって、自分にはできることが他の人には難しいこともあるでしょうし、逆の場合も(むしろ、こちらの方が)多くあるはずです。

それに、苦手なことをやっていても退屈に思えたり、なかなか克服できなかったりして、かえって苦手意識を増やすこともあるかもしれません。

好きなことやできることは、誰に言われるまでもなく熱中してしまうものですし、いつの間にか没頭しているということもあるでしょう。

ついつい時間を多く費やしてしまうあまり、それを制止されるくらい取り組んでいるくらいでちょうど良いのかなとも思うものです。

自分の上手にできること、そういう得意なことを伸ばしていくのが、自分の喜びになりますし、他の人にとっても助かるとかありがたいことになっていくと考えることができます。

しかし、これはまた因果なもので、意外とわからないのは自分のことであって、何が得意なのかは案外周囲から教えてもらうものなのかもしれません。

比較するとか、優劣をつけるということでなく、もう少し冷めた目で見るようなことでもあって、自分が普段やっていることが得意か苦手か、他の人の上手にやる様子を見て気づいていくこともあるでしょう。

リンゴの皮むきが上手な人もいれば、そのリンゴを丸かじりできるくらい歯が丈夫な人もいますし、また、料理が上手であればおいしいリンゴジャムをつくる人もいるわけです。

魚を獲る漁師の心持ちと、寿司を握る職人の心持ちとではいささか異なるように、自分の役割というものが、そういう好きとか得意とかによって自ずと定まってくるようにも思います。

自分自身の場合で言えば、おしゃべりは元来好きだけれども上手に話せない、あるいは、勢い余って部分を端折ることもあるので段階を追って丁寧に説明したい思いがあります。

そうやって、気持ちを言葉にして表すとか、どのように話せば言いたいことが伝わるのか、こういう文章でも意識しながら取り組んでいる側面があるわけです。

こういう不足を感じるとか、もっと良くなりたい思いがあって、5年10年と続けていくうちに、それなりに上達もしてきますし、場合によっては他の人から褒められることもないわけではないわけです(多謝)。

これが得意となれば、もっと磨きをかけようとも思いますし、もっと何かが伝わるようにしようと励んでいくものです。

あなた自身の得意は何ですか、それをぜひとも伸ばしていきましょう☆