応援する気持ち

 

人はどのような時に応援したくなるのか、それについて考察してみるのは、なかなか興味深いものがあるような気がします。

比較的わかりやすいところでは、スポーツの応援団やサポーター、チアリーディングなどがわかりやすいのかもしれませんし、役者やバンドなどのファンということもあるでしょう。

最近では、ひとつの活動や取り組みに対して、お金というカタチで協力を仰ぐクラウドファウンディングもありますから、こちらはもっと目で見て知ることができます。

また、もう少し身近なところでは、TwitterInstagramなどの"いいね"のみならず、自分のところにシェアしたくなるのは、どういう内容なのかといったところです。

わざわざ「応援しよう!」と力んでやるわけではないですが、気がついたら熱心になっていたとか、自然に「いいね!」となっていたという、ほとんど無意識のところで動いているところに(あえて意識して)目を向けて見るのが良いように思います。

特に、インターネット上で発信している人の話や意見を複数聞いてみたり、あとは自分で感じる部分においても同様ですが、「共感」ということがひとつ重要な点であると言えるでしょう。

感情移入、共感など、自分もそう思うとか、そう思いたいという発言や発信というものは、言い換えればそれなりに好意的に思っているわけで、ある意味では代弁しているとか、自分の言葉にならない思いを言い表しているとか思うのかもしれません。

そこでは、多かれ少なかれ、自分の姿を重ね見るようなところがあるでしょうから、一旦シェアをすれば、自分でまた引用したり言い換えたりする必要はなくなります。

反対に、発信する側とすれば、素直にそういう気持ちを起こしてもらえたら良いなと思うことはあったとしても、最初からそうしてもらおうとする"あざとさ"があっては、かえって逆効果になるかもしれません。

善意から生じる気持ちを向けられて、素直に喜ばない/喜べない人はほとんどいないように、どちらが先にやるわけでもなく「良い思い」というのを活発に行き交わせていけたら良いなと思います。

顔の見えるところで、具体的にお互いに応援し合える仲というものも素晴らしい関係ですし、そのような関係があちらこちらでふくらんでいけば、身の回り以上に世の中全体としてももっと盛り上がっていくこと間違いなしです☆