時代の風向き

 

やっていることは同じでも、成果が出るかどうか、大きく差が生まれることがあります。

たとえば、火力発電所で必要な石炭、これを採掘するのが主要な産業であったこともありながら、今では原子力や他のエネルギーに代替しています。

今、張り切って石炭を掘るとしても、その売り上げが大きくなるのかと言えば、かなり厳しいことになってしまいそうです。

もう少し身近なところでは、以前はデパートや百貨店で買い物をするというのが、個人や家族の一大イベントであったようなところで、今は通信販売とか店が分散しているようなことがあるわけです。

これを個人で取り組む仕事とか活動で、自分が好きかどうかということもあるでしょうが、

そういう時流のようなものも見るのが良いかもしれません。

今なら何が勢いがある≒ノッているものになるでしょうか、YouTubeとかTikTokとか、動画が人気があるのは間違いないところでしょう。

ただ、それらに取り組むことと大勢の人に見てもらうことはまた異なる話で、「〜してみた」とか「〜を食べてみた」みたいな企画では、先人が多くやっていることなので注目はされにくいはずです。

あるいは、今からマンションを建てて、家賃収入を多くいただきたいと考えても、景気の動向や経済の盛り上がりを考えると、どうしても不利なような気がします。

これは、個人の努力とか気合いとかとは別に、時流や時代の風向きというものがあって、それを切り離すことは難しいということです。

いくらポケットベル(いわゆる"ポケベル")を復活させるぞと意気込んだところで、今のケータイ電話(スマホ)に慣れ親しんでいる身としては、それを使うメリットを感じさせることが果たしてできるでしょうか。

あるいは、今までにあるものをどうにかするというよりかは、まだ見たことのないものや誰もやったことのないことにしか活路を見出せないかもしれません。

それが、人より早くとか、人より上手にやっていることで、思わぬ追い風が吹くようになるかもしれません。

自ら時流とか時代の風向きをつくるというよりかは、自ずと来るそれらに身を任せるのがひとつのコツのように思います。

それも、いろいろ試しているうちに出会うようなことでもあるので、絶えず挑む気持ちを持っていたいものです☆