発想の転換を試みて

 

コンビニエンス・ストアの多くに見られるイートイン・スペース、店内で買ったパンやコーヒーなどをすぐに食べる&飲むことができるとして、随分と重宝されてきたように思います。

しかし、今のご時世、そういうこともなんだか難しくなってしまい、今後そのようなスペースの活用の仕方では、いずれ通用しなくなることでしょう。

いくら人を寄せつけないようにしていても、その場所にだって家賃は発生しているし、何もしないでは売り上げのいくらかにも、また価値を上げることすらもつながっていないわけです。

場合によっては、その広がった空間が落ち着くのよねとなるかもしれませんが、容易に立ち入れないようにテープや張り紙がある様子は、どうにも物々しい気がします。

これをどうにか知恵を張り巡らして、そのスペースを他の用途で使えやしまいかと、何か有効な使い道はないものかと考えていくわけです。

その試みが成功するかどうかはわからない、まったく未知数ではあるけれど、そうやって懸命に考えること自体、とても知的な活動だなと思うわけです。

建物が建つ前のスペースを駐車場として活用すれば、その駐車料金が入ってくるわけですし、何かしら入場料を取れば、そこが何か意味のあるスペースになるわけで、いろいろと思いつく限り、俎上に出してみると良いなと思います。

たとえば、これは権利とか許諾の面でどうなるのかはわからないけれど、地域の特産品を並べてみるとか、手作りのピアスやネックレスなどの手芸品を委託販売するだとか、イベントや団体などの各種ポスターの掲示をするとか、人が多く寄り集まらないでできることはあるはずです。

全店規模、全国各地でできるようなことがあれば良いですし、今後も、コンビニエンス・ストアに限らず、こういう今までとは異なるやり方を打ち出さなければいけない局面は多くなってくる気がします。

自分自身が当事者かどうかは別として、ひとつひとつ考えるクセや習慣を持っていることで、思わぬ時に自らの大きな助けとなるかもしれません。

意外と、とてつもない仕掛けや準備が必要であるというよりかは、ほんのひと工夫、少しの打ち出し方で大きく変わるようなことも多いので、いつも柔軟に物事を見るようにするところからはじめていきたいと思います☆