締めくくりに際して

 

さほど実感も湧かぬまま、いよいよ年末も差し迫ってきて、それでもやることはやっておこうという時期に差しかかってきました。

特に"振り返り"と称して、今年一年を総括するようなことはせず、およそのところでとらいえたいところですが、首尾は極めて上々というのはあるでしょう。

今年がどうであったかを思う時、その良いところや改善すべきが、来年への布石であったり、取り組むべき課題であったりします。

また、気持ちがどうであるのかも大切なところで、端的に言えば、今をどういう気持ちで過ごすのかが、次のこれからの過ごし方に影響を及ぼすことがあるようです。

引き継ぐというか、つながりがあるとかの言い方もあるでしょうが、年末年始は大きな節目ではあるけれど、ある意味では地続きということなのでしょう。

どのようにその節目、あちらとこちらをまたぐのか、これをひとつ意識してみると興味深いかなと思うものです。

自分の例年通りでは、年を越す瞬間ははしゃぎ立てるようなことはせず、家で厳か〜に過ごしているので、確かにそういうことになっているような気がします。

これを、たとえば万歳三唱してみるとか、雄叫びを上げてみるとか、普段とは異なることをしてみることで、新たな何かを得るのかもしれません。

自分の好みや行動の仕方は、だいたい同じようなことになっているけれど、時間の経過による変化に加えて、意識的に変えてみることで、行く場所、着る服、出会う人も変わってくるでしょう。

新しい何かに踏み出す時は、どうなるかがわからないところで、得体の知れない不安を覚えることが多いかもしれません。

それでも、それにどう心躍るようにするかも大切ですし、少し時間をかけてみれば、自分に馴染むものしか続いたり、残ったりしないように思うものです。

そうなればよりそうなる、前のめりでいれば早く物事が進むでしょうし、腰が重たければ遅々として進まずということになるでしょう。

自分が何を望むかを明らかにすると同時に、望む何かが現れてもくるでしょうから、こういう年末年始に際して、改めて考えてみるというのがやはり大切であるように思います。

時間がない、忙しいばかりでは何も変わらないもの、少しずつの時間でも捻出できるので、いつもとは少し異なる考え方でもって、見る景色も変えてみるのが良さそうです☆