考えている途中でも

 

何かアイディアがあって、実行に移す時、よく考えてからやるのが良いように思います。

もちろん、中途半端なものではいけないし、万全を期してやるべきという雰囲気は、それとなくあるでしょうし、勝手に察してしまうものです。

誰かに見せる「たたき台」にしても、その時点でできる限りのことをやるとか、少なくとも8〜9割は仕上げておくような、そういう心持ちでいないといけないかもしれません。

ただ、自分の中で思いつくことのいくつかがあって、時間をかけて練り上げるにしても、その仕上げるところまでにいたらなかったものは、そのままリアルなのかパソコンの画面上なのかの違いはあれども、ポイっと"ゴミ箱"に放り投げられることになります。

もしかしたらその中には、いくらかの改善を施せば良いものにガラリと変わるような、そういう光るものがあったかもしれず、その可能性を丸ごと手放すことになってしまいます。

ダイヤモンドの原石も、磨かなければ光りはしない一方で、こちらで光る可能性を見出す、そういうことも必要であるように思うわけです。

こういうことを話すと笑われやしないか、あるいは、こういうことではプロとして通用しないかなどと思って、自分の手前のところで引っ込めてしまっては、何かがはじまるわけでもありません。

そのように考えていくと、アイディアの未熟な断片でも、とっさに思いついたようなことでも、誰かに見てもらう・聞いてもらうようにするのが良いように思えてきます。

今、こういうことを考えているんだ、こうすると面白いなと思うんだというようなことを、身近な人に言うとか、ブログやTwitterで発信しておくとかしておくのが良い気がします。

その後、自分自身で練り上げるにしても、数人集まって議論するにしても、その火種を用意しておくといった感じです。

当初はひょんなことから出たアイディアでも、いろいろ付け足したり改善を加えたりしているうちに、何だか良いものができあがってくるかもしれないということです。

案外、内容の巧拙ということもあるでしょうが、得も言われぬ勢い自体でどうにかなることもあるでしょうから、時には大胆さが必要であるということかもしれません。

何かを発信する際の、心理的ハードルをあらかじめ下げておきつつ、思うことのあれこれが出てきやすい状況をつくる、それがいくら考えている途中のことであっても、キラリ輝くものがあるように思います☆