風に任せるように

 

物事が上手に進まないとか、進んでいない場合にどうするのか、どうしてもヤキモキしてしまうものです。

これも、コトの流れを読むのが大切で、無理にでも進もうとすれば抗うことになるし、何もしなければひたすら波に飲み込まれるということになってしまいます。

そのどちらもが有効でない場合には、少し異なるとらえ方というか、少し発想を変えてみるのが良いように思います。

それは、川の流れで言えば、力みがちな自分の身体から力を抜いてみる、そうすると、どの方に行くにしても上に浮かぶわけです。

流れのどちらに行くにしても、浮かび上がっていることで上空から見つけやすいがために、ヘリコプターでの救出がくるような、そういう感覚を持っていると良いように思います。

右か左かだと思っていたことは、実際はそうでないし、その意外な向きで解決策が見出せるということになります。

それと同じようにして風に身を任せることで、向かい風も追い風に変わることはありますし、風の吹くままに行けば思いもかけない素晴らしいところに導かれるように思います。

こういう感覚を、時間においてもあてはめてみると、今はそうではないとしても「(今はまだ)・・・でない」というように考えるのが良いかもしれません。

物事のおおよそにおいて、今の状態がこれまでずっと続いていないように、これからもずっと続くわけではありません。

大変な時とか、多くの困難に見舞われている時には、まさに渦中にいるだけに視野も狭くなりがちですが、どこかではじまりが来たように、どこかで終わりが訪れるはずです。

また、望むことが今はまだかなっていないとしても、確かに今はそうではない、ただこれからはどうなることかと、そっと留保を促しておくと良いでしょう。

そう思っておくことで、これは今後の「良いこと」が訪れる前触れであって、実際には思っている以上の「良いこと」があるような気がしてならないし、そうなっていくことでしょう。

今一度強調するように述べておきますが、何を望むのかは自分の思いによるでしょうし、期待を上回るほどの望みもまた、何かを思っているから訪れてくるように思います。

思うからそうなる、そうなるからそう思う、どちらかが先でも良い流れにあるようにしていきたいものです☆