お金の持つ性質について

お金の流れを意識する

生活にかかる最低限のお金はあって、少なくともそれを確保、加えて、必要な分を上回るようにして手元に残ると嬉しい。

郵便局や銀行の残高が増えていくように、時々、「節約術・倹約術」のような呼び方で、テレビや雑誌で特集されることもあるけれど、それはどちらかというとテクニック寄りの考え方かと思います。

スーパーの特売日を狙って買い物に行ったり、100円ショップのアイテムを上手に使ったりするようなものは、どうやれば良いのかのテクニック(技術)です。

もちろん、こういうやりくりのひとつずつを覚えていくのも良いけれど、基本的には出ていくお金=支出を減らすもので、できれば同時に、入ってくるお金=収入を増やしていけると良いです。

あなたの手元で、支出を減らし、収入を増やす、これはどちらか一方しかできないものではなく、両方ともにできることですし、お金の動きを"流れ"ととらえると、お金が出ていくよりも入っていく流れをつくることに注視する方が良いと思います。

お金が出ていくのは、収入より支出が多いことで(支出>収入)、逆に、お金が入ってくるのは、支出より収入が多いことです(支出<収入)。

100万円稼ぎ出すにしても、120万円使っていても仕方がないので、少しでも残る、少しでも増えるようにお金の流れをつくることが大切です。

川の流れを、あちらからこちらに変えるのに大変な労力を費やすように、お金においても、入ってくる流れをつくることは大変。

しかし、最初のうちに、入ってくる流れをつくることができたら、あとは、その流れが強まるように、稼ぎ出す金額を多くする、入ってくる収入源を増やすようにしていくと良いです。

少しでもお金を増やす

もう少し具体的には、もしも今の預貯金が10万円だとしたら、来月は10万100円になるようにする。

普段から考えておくことで、増やすためにはどうするかのアイディアも浮かぶし、そのための行動を取るようにもなります。

また、あなたの財布に1万円あったとしたら、その11%以上は一度に使わないようにするやり方もあります。

確かにいくらか使っても、9,000円代であれば、大体1万円、まだ、1万円くらいはあると思いますが、11%使って、8,900円を下回るようであると、"ついで買い"もしてしまい、なし崩し的にお金を使ってしまいます。

今すぐ必要でない、けれどいつかは必要と思って、靴下やら化粧品やらお菓子のようなものをパッパと買ってしまうと、せっかくの1万円が、あなたの財布から飛び立っていってしまいます。

こういうことをいつもしているようだと、気がつくとお金がない、あれ、あの1万円分はどこへ行った?となるわけです。

もちろん、今日は仕事が上手にいったからチョコレートパフェを食べて、明日もガンバろう!というのもあって良いですが、これが毎日続くようではいけません。

この11%使うかどうかも含めて、お金の上手な使いどころというものがあるように思います。

お金と相思相愛になる

あとは、お金そのものを好きになり、お金と相思相愛になると、お金がより多く仲間を連れてくるようです。

お金のことを嫌いという人はほとんどいないように、たいていの人はお金のことが好きだと思います。

ただ、「お金が好き」と言っている場合、厳密には「お金で買えるものが好き」ということのようで、オシャレな服、美味しい食べ物、キレイな景色を手に入れる/体験できることを表しています。

そうやって、お金で買えるものに思いを馳せるのではなく、もっと強力には、お金そのものを好きになる方が良いようです。

あの手触りや質感、紙の印刷具合や、はたまた匂いにいたるまで、お金そのものを好きになると良いです。

たとえば、1万円札にしても、そこに描かれている福沢諭吉を愛でる(2024年からは渋沢栄一)、思わずスリスリと頬擦りしても良いかもしれません。

そうやってお札でも硬貨でも、たっぷりと愛情を注いでもらったら、それに応えていこうというのがお金の側にあるでしょうから、やはり多くの仲間を連れて、あなたにより喜んでもらおうと思うはずです。

そうなると、お金がより手元に集まってくるでしょうから、そこでまたお金への愛情を惜しみなく表現していくことで、繰り返し繰り返し、良い循環となっていきそうです。

そうやってお金の持つ性質を知り、お金を好きになっていきながら、お金の流れを入ってくるようにする、お金を上手に使うことを心がけて、実践していきましょう。

また、お金が入ってくるようにするためにとか、お金の入ってくる入り口を増やすようなことでは、自分の仕事の幅を広げ、副業・複業に取り組んでいくのも良いかと思います。



企業によっては希望退職を募るような動きも多いようですから、上記のnote記事も参考にしていただきながら、転職や独立も視野に入れておくべきではないでしょうか?

ぜひとも今年、そして、今年に限らず、今のうちから、お金が増えていくように取り組んでいきましょう!

では、また。

<参考>

『非常識な成功法則 お金と自由をもたらす8つの習慣』神田昌典フォレスト出版(*リンクは「新装版」のもの)