いつも心に英雄を抱いて

 

男性の場合では英雄、女性の場合では女傑となるのでしょうか、

いろいろな業界や業種で、飛び抜けて活躍している人がいるものです。

 

そのような人は、人格的にも卓越していることが多いだけに、

多くの人に影響を与えたり、こちらの憧憬の対象となったりします。

 

距離や時間の問題もあって、実際に関わるかどうかは別として、

これまで自分自身は、どちらかというと特定の何人かに対して、

心の中で師事・支持し、できるだけ多くの影響を受けようとしていて、

どれだけその人たちで占めることができるのかに焦点を当てていました。

 

いわゆる、「真似る」ことが「学ぶ」に通じるように、

その人や限られた人たちを、どれだけ自分の中に取り込めるのか、

どちらかというと、それを優先していたとも言えるわけです。

 

これはきっと、どこかで自分自身に全幅の信頼を持ってほしい、

そんな心の反映なのかなとも、今だから思えるわけです。

 

それでも、多くの人の話を見たり聞いたりしていると、

この人のこういうところは良いなというのが多く集まってくるものです。

 

すると、もっと開放的に考えてその良いところを取り入れた方が、

数の多さでもそうですし、質の高さでもより安定するのかな、

次第にそのように考えるようになってきました。

 

そのようにして、多くの人のことを知っていくと、

自分自身においての、人としての幅や深みも増すようで、

それがまた、より魅力を増すことにもなっていくような気がします。

 

本質的なことの多くは重複することでしょうし、

たとえ、誰の影響かたどれないことがあったとしても、

それを引き継ぐことができるのはまた、意義深いものです。

 

誰もが多くの人たちと関わりながら生きているわけだから、

それだけに、自分の中に多くの人の影響があることは、

それだけ、いろいろな事態や状況に対応できもするので、

知らないよりかは知っているのが好ましいでしょう。

 

それでも、土壇場で踏ん張るような時に思い浮かべるのは、

自分が最も影響を受けている人や身近な人になるでしょうから、

心のどこかでいつもその人を思うのは、実に心強いものです。

 

あなたにとっては、有名・無名を問わず、

咄嗟の時や大切な局面の時に思い浮かべるのは、

一体どんな人なのでしょうか?

 

そういう人がひとりでもいれば、

今日を生きるための活力が湧いてくることでしょう☆