生業は何かと問われれば

 

これは言葉の使い方と、関連も影響もあるのですが、

たとえば多くの人にとっての、「仕事」という場合には、

自分のやっていることが、収入の糧としてやっていることで、

これは、どちらかというと「職業」ということかなと思います。

 

職業・職種となれば、そこでの知識や技術があって、

それを発揮することによって報酬が生じるわけですね。

 

会社に所属するとか、時給換算で労働をするとか、

時間の多くを差し出して、それと引き換えにしている人が、

世の中の多くの人の場合のような気がします。

 

もちろん、好きなことや得意なこと、

あるいは夢中になれるようなことが、

いつの間にか、収入にも結びついて、

それで生活ができることが望ましいわけです。

 

このあたりでは、趣味・特技とも重なるかもしれませんが、

好きを追求するだけでは、生活が安定しないため、

こちらを選ぶ人は、それなりに少ないことでしょう。

 

ミュージシャンとか役者とかでは、

定型のように"売れない〜"とついてしまうものですが、

収入や生活とは別のところで取り組みたい、

取り組むだけの意義を見出しているわけで、

必ずしも金銭的な部分だけでは判断はできないものです。

 

収入の有無とは別にと言いながら、そこが解決すれば良いわけですが、

そういうことを差し置いてでも、生涯やりたいことだったり、

世の中や誰かのためだったりすることを続ける、

形としてはボランティアみたいなことになるかもしれませんが、

それはまた貴重なことだなと思います。

 

画家のゴッホのように、死して名を成すような人もいて、

十分な収入が得られるからやっているのみならず、

金銭的なところで換算できないところでの、

価値というものを広く感じ取っていきたいものです。

 

言葉を重ねて、どうにか相違を明らかにしたいけれど、

分けて考えにくいところもままあるものです。

 

仕事と職業、人生と生活のように、

似ているけれど、少し異なる意味合いがあるので、

このあたりの差異を感じ取りつつ、

自分なりの住み分けをしておくのが良さそうです。

 

これはまた、いかに生きるかみたいなところが、

その人のやっていることや取り組んでいることが

その人の「仕事」に、大いに見え隠れしてくるものなので、

いつも頭のどこかにおいて、今後も追求していきたいものです☆