こだわりを貫く

 

人それぞれに大小の「こだわり」はあるでしょう、何にこだわるのか、そして、どうしてこだわるのかみたいなところを解き明かしていくと、その人となりをうかがい知ることができるような気がします。

たとえば、目玉焼きには醤油をかけるのかソースをかけるのか、前髪は眉毛にかかるのかどうか、または雨の日には傘でなくカッパ(レインコート)を着るのだと言った具合に、生活の中においていくつもあることでしょう。

こういうものは、決して確かな正解があるようなものでなく、自分だけの固有のものもあるかもしれませんし、家庭や地域、国によっての傾向がある場合があります。

どれも何かを傷つけたり損ねたりしない限り、こだわりがないよりかはあった方が良いと思うし、それに共感を覚えるような人もあることでしょう。

趣味や活動において、それによって仲間と出会える機会も多くあるはずです。

そして、最近思うことのひとつには、自分にはないこだわりを見聞きした場合に、それがひとつの刺激になるということです。

自分の場合には、毎年冬の時期になるとスノーボードを楽しむとか、温泉地に行くようなことはしないのですが、それが習慣となっている人の話を聞くと、なるほどそういう楽しみ方・過ごし方もあるのだなということに気がつきます。

これがバイクに乗る、釣りをする、遊園地や水族館に行くということでも同じで、やるかどうかの問題もありますが、先んじて自分の視野が広がるものです。

その刺激を感じるためにも、まずは自分のこだわりが何かを知ることも大切ですし、それを貫くということも大切に思います。

それと同時に、前述のように他の人のこだわりに触れることも大切で、態度において硬直さと柔軟さというものを同時に持ち合わせると良いなと思います。

時に、自分のこだわりが強いあまり、頑として譲らないということもあるかもしれません。

もしもそういう態度を取ってしまった場合に、後で振り返ってみて、経緯や理由を推し量ってみると、そこに自分の大切にしていることの真髄があることでしょう。

大切な人と過ごした時間においてあるのかもしれませんし、その長さということもあるはずです。

自分にしても、あまりこだわりを持ち過ぎない、こだわらないことをこだわりとしていても、それにしても10数年続くようであれば、十分にこだわっているじゃないかということになります。

そういう時には、気楽に行こうぜと自分に言い聞かせ、肩の力を抜く次第です☆