それぞれの戦い方

 

チーム戦と言いますか、複数人で組んで戦うような場合、単純に人が多くいれば良いわけではなく、役割とか得意を発揮するとか、それぞれがどうすれば良いのかを知らないといけないものです。

それでも必要な人数はあるもので、十分に足りていないところで一体何ができようかという問題があります。

これを、サッカーの場合で考えてみると、「よし、勝つぞ」と景気良く意気込んだところで、11人でやるべきところを7〜8人で勝負に挑むのは、試合前にして無謀であるとか、勝つ気をゴッソリ削がれるということになります。

わざわざ負けようとは思わないけれど、どうにも勝つ見込みもないというのは、どうにも気の滅入る自体で、少なくとも人数は揃えておこうよと進言したいものです。

だからといって、同じスポーツだからといって野球経験者を3〜4人連れてきたところで、普段の練習も連携もないところで、どうにもかみ合わないということになってしまいます。

また、「とにかく元気に走ろう」ぐらいの作戦では、走る距離は伸びるけれども、果たして得点に結びつくような動きはできているのか、守備に間に合うようになっているのかは不案内になるところです。

この事実に対して、それがどれほど深刻なのかの真意を汲み取れていない場合、試合には出場するけれど勝ち進むことはない、それを繰り返すことになるはずです。

いたずらに疲弊するばかりで、何のためにかとも思ってしまいます。

不満や不平を言うのではなく、実際そうですよと言うだけなのですが、これを監督やコーチがいまいち把握していないようでは、チームに勝利がもたらされるのはうんと遠い日のことになるでしょう。

試合に出場できれば良い、参加することに意義があるといったところで、何の価値を得ることもなければ、人は離れるばかり、チーム自体の存亡の危機ということにもなりかねません。

何かにたとえると、かえって実際に何が起こっているのかもわかりやすくなるものですが、こういうのは避けて通るようなもの、次第に距離を置きたくなるものです。

移籍するもよし、名門チームのトライアウトを受けるでもよし、しっかりと戦えるチームであるとか、勝利の喜びをかみしめられるようなチームにいたいと思うのは当然ではないでしょうか。

こういうのを契機として、より良くなるように自分自身を導いていきたいものです☆