たとえば、それが"知っているけれど言えないこと"であって、
しかも、そういうことがあることすら"言えない"のであれば、
ひたすらに口を噤むしかないというような、そんな話。
そういうものは自分の記憶の引き出しにしまうとか、
そもそも気にかけないようにすれば良いのかもしれませんが、
なかなかそうもいかないようであれば、少し大変です。
そして、そういうことすら言えないのだから、
話の筋道を変える、異なるように装うとあれば、
それを知る由はますますなくなっていくわけです。
これはまた、人と人との関係にも影響するので、
快刀乱麻を断つといかないのが、やや歯がゆいところです。
思えば、この世の諸々は、直接・間接問わず人との関係であって、
どんな物事に触れている限りは不可分なことです。
インターネットに興じる、動画やゲームに興じると言えど、
その内容であったり、見るための機材・端末であったり、
どこかで誰かがつくっているから手元にあるわけで、
それが自分の時間や金銭を費やしているからといって、
独りよがりになるのは、勘違いなのかもしれません。
多くの人のいる中で、自分の好きなように振る舞っているのは、
そういう点において、相容れないなと思いますが、
それはもう気にしないので、そっと遠ざけるだけです。
多かれ少なかれ、誰かと接して仕事や生活が成り立つのですが、
特に、人と人との深く関わる関係においては、
恋愛にたとえるのがわかりやすいかなと思います。
気になる相手に優しくされたら、こちらは嬉しいし、
こちらの優しさを返して、相手が嬉しく思ってほしい、
「あなたと私」において、交歓が促されることになります。
このあたりは、ことあるごとに思案して、
人間理解に努めていきたいなというところ、
今回のことでまとめにかかっていくとすれば、
前述のように"言えない"ことも含むのかどうか、
あえて何も言わないのが、優しさでもあるのかなと思います。
いろいろな状況や理由によって、
直接は伝えようにもないので、
そっとここに書き記しておいて、
見るかどうかは、その人次第、
自分のできることはやるだけなのです。
そういう意味では、言うか言わないかは別として、
心の風通しは良好に保っておきたいですし、
目のやりどころもきっと周囲を見て回りたいものです☆