できることを思い出す

 

新しい月のはじまりで、新年度で、新元号の発表で、あとはエイプリルフールでと、何だか怒涛の重なりを見せている、切り替わりのタイミングです。

新しい週のはじまりでもあるのですが、浮ついているのと地に足着いているのとで、さてバランスは取れているのかなという気持ちになっています。

ああだこうだと言っても、いつも通りに丁寧に時間を過ごすだけのことだと言い聞かせながら、そうでもない気持ちがある、つまりはそういうことです。

こういう時期には多いものですが、何か良いことが、それも"急に"訪れるとと良いなと思いがちです。

または、いつも新しいものを追い求めて、新鮮さとか刺激とかを欲してしまう気持ちが強まるような気がします。

こういうときめく気持ちも大切なのですが、だからといって、何もかもが板をひっくり返すように変わるわけではないので、続くものは続くし、大切なものを損なうことはないわけです。

考えようによっては、不安定であるとか、柔らかいというのは、現状なのか心情なのかはあるかもしれませんが、それだけ変化しやすいということなのかもしれません。

いつも通りではあるけれど、新たな境地に進むだとか、さらなる高みに行くだとかいうことで、変化の「萌芽」を見て取れることもあるのでしょう。

グラグラと揺れながら、それでも動きが活発になってくる、これは実際の行動なり発想なりがそうなってくると考えることができます。

そういう時にこそ、我を忘れてどうこうするのではなく、自分にとっての本懐はなんであるのか、成し遂げたいことはなんなのかを知ることが良いなと思います。

自分の目指すところを知らないままに騒いでいるだけではいけないし、自分の身の丈とか器の大きさを知らないと無理が生じてしまうわけです。

思いの強さを兼ね備えながら、一方ではいつもの通りに淡々とやっていく、それしかできないくらいでちょうど良いようにも思います。

できることを逐一思い出しながら、ひとつひとつに取り組んでいく、大きな山も一歩ずつの繰り返しで登っていけるような感覚です。

もちろん、水面下では多くの手がかりを得るようにして、少しずつ試していく、それはまだ目に見えないところで良いなと思います☆