やがては返ってくる

 

目の前の人を大切に、その時々で出会う人を大切にしようという考えがあります。

これは、人として優しいとか、よく練れているということもあるでしょうが、それ以外の理由もそれとなく潜んでいるような気がしてなりません。

どれくらい多いかはわからないですが、仕事と生活を分けると言いますか、オンとオフを分けるような人が多いように思います。

仕事の場面では、取引先の人や同僚の人などには丁寧に接する、いろいろ手を尽くすとしても、自分がひとりのお客として飲食店や何やでサービスを受ける場合にそうでないことがあるかもしれません。

スイッチを切って、余計なことを遮断するのも手でしょうが、少しばかりは開いておくのが良い気がします。

友人・知人ではなかろうが、自分に近い関係か否かを別にして、目の前で接するのが人である限り、どのような場合であっても、どちらかと言えば良い印象を持ってもらえるようにするのが良いのではないかと思うのです。

やがては返ってくるもの。

どこで何がつながるかはわからないもので、いつ自分の仕事で関わりが生まれるかもわかりませんし、車や家のように金額の大きい買い物をするような場合に関わることもあるでしょう。

その時に、以前の自分の振る舞いいかんによって、差し障りなくコトが進んでいても、便宜を図ってもらえないとか、値引きがないとかあるかもしれません。

これは、自分自身気がつくことがないところで、相手の胸中やさじ加減のところで実はもう少し"おまけ"があったのかもしれません。

たとえば、100万円の取り引きで、発注の分量がもう少し増やせた≒売り上げが上がったかもしれないし、オプションとして他の話がついていたというようなことです。

あとは、わかりやすいところでは、紹介によって新たな人や会社と出会う、それによって仕事や生活がさらに展開してことも考えられます。

「紹介」というのは、よほど好印象を持ったとか、よほど良い思いを抱かない限り、誰かを連れてこようと思わないものです。

こういうことを思うと、ないよりかはあった方が嬉しいし、自分のことを快く思う人が多い方が、何をするにも有利であるように思います。

上記にあるように、これが単純に優しいとかどうとかいうことではない理由であって、自分の心がけ次第でどうにかなるようなところではないかと思うわけです☆