いろいろなところで異なる人がそれぞれに語っていても、
テーマが同じとか、取り上げているものが近ければ、
言いたいことの主旨は結構似通っていることがあります。
時代の流れとか、生活習慣のようなものがわかりやすいでしょうが、
終身雇用は今でも有効なのか、年金制度は今後も続くのかなど、
大きな趨勢があることを、それとなく知っていくものです。
危機意識、問題意識のあるものほど多く見聞きしますので、
自分なりの考えを持ったり、考える機会は多かったりします。
そういう大きなところから身近なところまで、
多くの人の意見をすり合わせていくうちに、
その全体像や傾向みたいなものがわかるので、
できるだけ集めてみるのもひとつ手立てかと思います。
また、その中でも誰が語っているのかも重要で、
その人がどのような立場や背景から発しているのか、
それによってどうとらえるかも変わってくるものです。
自分の中でも掘り下げるし、その手立てを知って、
さらに役立てるようにするのが良いのかなと思います。
あとは、賛成とか擁護する意見ばかり聞くばかりでなく、
反対・反証の意見も聞くことも必要で、
いろいろな角度から見ることで自分の意見をまとめ、
最初から鵜呑みにしないということが大切かと思います。
議論においては、真っ向から否定しないのも大切な態度で、
揚げ足ばかり取るのではなく、どうとらえるかの差なので、
正面から見るか底の方から見るか、近くで見たり離れてみたりと、
そういう視点の違いによる意見こそ受け入れたいものです。
結局は、自分自身がある物事に対してどう思うのか、
それが問われるわけですから、その足場固めと言いますか、
広く見渡しながら、補強していくのが良いのかなと思います。
そもそもの興味がないとか、興味が多少はあっても考えないようでは、
いざ考えないといけないような事態になった時に、
手遅れと言いますか、いったいどのように対処するのでしょうか。
これは前もって心配をするべきだというような話ではなくて、
普段の心構えにも通じることかなと思います。
どれくらいの人が自覚的になっているかはわかりませんが、
多かれ少なかれ思っていることは似通っているでしょうから、
身近な人に対し、そっと投げかけてみるのも良いかもしれませんね☆