街に繰り出して、飲食店やコンビニ、あるいはトイレなどにおいて、
人の流れをつくり出す「動線」に気が回ることがあります。
ちなみに、「導線」との表記の違いに疑問を抱いてしまいましたが、
こちらは"電気を通すかどうかの針金、導体"ということなので、
今回は「動線」の話を取り上げて、展開していきたいと思います。
普段は、あまり意識することはないでしょうが、
ほんの少しの段差であったり、奥行きであったり、
それによってぶつからないとか、スムーズに進めるとか、
そういう効果があるし、場合によっては売り上げにも関わってきます。
なぜ、こういうことを思うかと言いますと、
たとえば、直線的な構造であれば、どちらかに寄ることで、
お互いのすれ違いが無理なく進むわけですが、
折れ曲がったり、入り組んでいたりしては、
出会い頭に「あら、びっくり」ということになって、
しかも、どちらも相手の方に寄ってしまうことにもなれば、
どうにもならない気持ちになることが時にあるためです。
これを突き詰めていけば、「行動観察」という領域にもさしかかって、
本屋での本の手の取り方、銭湯でのポスターの目の入り方など、、
期待する行動と、実際に取る行動の差異を埋める発想があります。
それが商売でやっているのであればなおさら、
消費者・利用者の行動が売り上げにつながるのが良くて、
それが原因で伸び悩んでいるのを見過ごすわけにはいかないものです。
それ自体は、直接関わるようなものではないかもしれないけれど、
こういうものこそ、意外に大きな要因となっているような気がするので、
できることを少しでも改善することが大切なのかなと思います。
敷地に制限があるとか、人の往来が多いのであれば、
工夫をするに越したことはありません。
利用者の多い駅であったり、大きな都市部であったり、
そういうところでは、やはり効果は大きいなと感じます。
また、これが自動車であれば、渋滞を防ぐために、
信号の設置場所や切り替えのタイミングなどにも応用できるし、
それが地続きでなくても、考慮はできるわけですね。
これが都市計画にまで範囲が及ぶのかは定かではありませんが、
人の生活し、活動していく上ではきっとつながってくるでしょうから、
こういう発想を持っておくことが、まずは大切でしょう。
これが、街角のどこかで、魅力的な異性に出会い頭に巡り合うのなら、
これはもうロマンティックというしかないでしょう☆