些細なことからも

 

何か目新しいものはないか、何か物珍しいものはないかと思うことがあるかと思いますが、こういうものはただ待っていれば良いというものでもなく、こちらから迎えに行くような心がけも必要なのかなと思います。

今の時点で何か興味があるものがあれば、それを追求していくことで何かしらの"発見"はありますし、目の前のことも仔細に渡って見ていればよく知るものです。

あるいは、外に出て周りをぐるりと見渡しながら巡ってみれば、そこかしこに変化はあって、いつも通っているところにもいくつかはあるかもしれないのです。

日頃からこういうことを意識してやっていると、次第にコツをつかんでくるもので、季節の移り変わり、商品の入れ替わり、服装の変化など、目に映るものすべてから拾い上げてひとつの興味に収斂することもできていくはずです。

最初はひとつの単語とかひとつの図像なのかもしれませんが、ひとまず頭の片隅に留めておけばそれで十分である気がします。

日を措いていけば、類似するようなことにまた出会うでしょうから、その重なりが続けば、ひとつの断片として把握できるようになってきます。

最近のひとつの例としては、ファッションにおいて冬物から春物へと移行していて、その中にいわゆるジャージの赤・黄・黒のバリエーションを目にしました。

そして、数日経って、類似するような発想で他のブランドからも発表されていて、なるほど今度の春にはこういうファッションをする人が多くなりそうだとか、今のご時世、こういうものを打ち出したいわけかとか考えることができるわけです。

確かに、スポーツの要素を取り入れているものやそのままスポーツできるようなものが、「スポーツ・ミックス」としてひとつのトレンドになっているので、よりその傾向が強まっていることがうかがえるものです。

自分自身がファッションに興味があって、何とはなしに見ていても視界に入ってくるわけで、こういうことを後からつなぎ合わせていくことで明確につかめるというのはあるでしょう。

自分がそういう格好をするかどうかとは別に、知っておくのは楽しいな、ほとんどそれだけで記憶に留めておこうというわけです。

最初は「気になる」くらいで構わないので、そこから「気にする」ようにしていけば興味深いことを多く見つけていけることでしょう☆