今の立ち位置として

 

積極的か消極的かということではなくて、実は問題の次元が異なるということがあります。

切り口が異なるというようなもので、野球のピッチャーでなくキャッチャーの方が力を発揮するとか、体格的にウェイトリフティングより長距離ランナーが合っているとかいうものです。

本人が何を望むのかも大切なことですし、身近な人やその周りがどう見ているのかも大切になってきます。

また、スポーツの試合もそうですが、仕事やプロジェクトにおいては、他の人との関わりによって進むものもあるので、誰がどんな役割を担うのか、お互いのバランスを見極めることも必要です。

いくつもの視点や観点があることを知り、多くの組み合わせによって何が良いものかを知るものです。

自分にとっても、誰かにとっても意外な一面があって、それが好ましいものであればさらに良いものです。

あまり気にしない場合では、それに気づかないこともあるわけですし、どういうことなのか部分ばかりを見て、全体が見えていないということもあるでしょう。

これは、自分に直接関係ないことだと冷静に見ることができても、自分が当事者である、あるいは物事の渦中にあると、どうしても視野が固まってしまいがちです。

そういう、考える切り口自体を多く取り上げつつ、自分の主張ばかりをするのでないところで、周囲の意見にも耳を傾けつつ、収まるべきところに収まるようにしていきたいものです。

そのひとつとして、「適性」みたいなものを考える時に、自分自身の"やりたいこと"と"できること"が重なりつつ、誰かに"喜ばれること"も考えていくと良いというものがありました。

この場合では、"やりたいこと"ばかりを押し出すのでなく、自分は何ができて何ができないのか、得意と不得意を知っておくことも必要です。

苦手と思っているようなことも、取り組んでみたり長いことやっているうちに解消される場合もあるので、周囲の方がよく見えているということもあります。

基本的には、自分自身精一杯やるということは前提としてありますが、目の前に現れたことをひとつひとつやっていくうちに、何か"道"のようなものになっていくのかもしれません。

少しずつ遠くも見渡せるようになってきて、行きたい方向が見えたとしても、そこに行くばかりが正解でなく、何かに向かっているそれ自体が素晴らしいということもありそうです☆