先日の「生涯未婚率」もどうにかすべき問題のひとつですが、
それ以前に、特定の恋人の存在自体がいないということが、
男女問わずにあるようで、こちらはまた別の深刻さがあります。
これは、現代の日本の社会においてという側面があって、
以前はそうではなかったところも多くあるでしょうし、
これを海外の諸国と比較してみると、当然事情は異なるので、
日本の特異性みたいなものも浮かび上がってくるかもしれません。
たとえば、日本で"独身、あるいは交際相手がいない"のは、
統計の仕方や分析の仕方でも多少異なるでしょうが、
およそ男性のうち10人に7人、女性では10人に6人になるそうです。
そして、交際を望む割合としても、望む/望まないのが、
男女ともに25〜30%あたりを推移しているのですが、
交際を望む割合が減少している一方で、
交際を望まない割合が増加している結果が出ています。
政府の公的な調査だけでなく、民間でも各種調査があって、
それによると、そもそも「恋愛に興味がない」とか、
「交際を面倒に思う」ような人が約半数近くいるそうです。
年代的に見てみると、20歳代後半〜30歳代前半では、
結婚を意識するような年代でありながら、
仕事においても、ようやく慣れてきたり、
大きな仕事を任されたりするようになって、
そうなると、仕事終わりやたまの休日をどうするのか、
この過ごし方は結構シビアに考えるかもしれません。
出会って→仲良くなって→交際するとなるにも、
段階を順々に経て、さてどうなるかとなるので、
誰かといることを望むのと、そうでないのと、
それぞれにおいて天秤にかけることでしょう。
野放図に言っている自分自身においてはどうなのか、
これはまた掘り下げて目を背けずにいきたいものですが、
端的に言えば、自分ひとりで過ごすのが通常というか、
男女問わず、誰かといることがそもそも少ないかもしれません。
それは例外的だとしても、そういう人が増えているのは、
個人の幸福の度合いでも、今後の日本においてでも、
良い方向に向かっていくのが望ましく思います。
また今後も、追求して取り上げるかもしれませんが、
自分ごととしてもどうにかすべきことなので、
いわば個人的なことに焦点を当てるがために、
そこを中心に取り上げるかもしれません。
それに関わらず、今回のように全体での傾向や統計で見てみると、
その一員であることもまた強く自覚するものです☆