切り立つ崖を目にして

 

空前絶後の困難や問題に直面した時、

そうでなくても、途方もない目標や、

できるのかどうかわからない試練を目前にして、

果たして、人はどのような反応をするのか、

その人の度量や力量が試されるように思います。

 

その、どのように対処するかという前に、

気持ちの面で、どう受け取るのか、

その時点での個人差も大きいような気がします。

 

やる気に満ち満ちて、今にも動き出しそうな人、

どうだろうか、でもやってみようと思う人、

どうしよう、少し考える時間が欲しいと思う人、

やる前から諦めて、やろうとしない人など、

思考や感情、そして、行動への結びつけ方は、

文字通り千差万別ということになりそうです。

 

これの、どれが正しいのかという議論ではなく、

もしも、前述のものが解決されるべきものであるならば、

過程がどうとかのはるか以前に、解決に向かう姿勢がある、

それがあってこそ、次の段階に進むことができます。

 

これは、いかなる種類の、いかなる課題であっても、

最初から回避してしまうような姿勢でいるのでは、

生活においても、人生においても、何の向上を望まない、

そのように分類されても、異を唱えられないはずです。

 

さて、前向きの、その角度のつけ方には個人差があって、

いかに困難、問題、試練などを乗り越えていくのか、

性格や資質によって、取るアプローチが異なりますが、

それがそれぞれの過程(ドラマ)を成していくように思います。

 

自分の場合ではどうなんだろうかと考えてみると、

立ち上がりは少し遅いけれど、徐々に興に乗って、

次第に、コツをつかんでいくという過程を経そうです。

 

遠回りしながらも、向かうところを見失わないのは良いところで、

あとは、いかに早い段階から最良の状態に持っていけるのか、

そこに力を注いだ方が良いというのが見えてきます。

 

あとは、周囲の様子をうかがってしまうクセもありますから、

良い意味で、周囲を顧みない一心不乱さが必要で、

また、どんなことがあってもそれをはね返すくらいの気迫、

そういうものをわかりやすく醸し出すのが良さそうです。

 

やらないままで、何も変わらないのは忌避したい、

ならば、やるしかないという、逆の、極端な場合を見て、

自らに奮起を促し続けていくのも忘れてはなりません。

 

誰に負けるわけでもなく、自分自身に負けない、

それでこそ、望む方向に進んでいくことができるし、

それが何より大切ということなのでしょう☆