勇気を持って挑む

 

何にせよ、やるのかやらないのかというのは、

その向かうべきモノの大小ではなくて、

単に、立ち向かう勇気があるかどうか、

結局のところ、それに尽きるように思います。

 

明らかに、ここからは危険ですと言われ、

断崖絶壁だか、高層ビルの上から飛び込むのは、

勇気というよりかは、ただの無謀でしかなく、

そういう生き死にに関わらないことでの話になります。

 

学校を経て、社会に出ていく過程では特に多く、

進学、就職、時々は恋愛において、

自分の持てるモノを出して、望むようになろうと、

必死で取り組んできた人は、きっと多いかと思います。

 

それ以降は、昇進試験とか、転職とかはあるかもしれませんが、

どちらかというとそれは大きな流れの上でのひとつであって、

自分のこれからとか、人生とかの行き先を、

決定的に分けるものではないのかもしれません。

 

どうしても普段接する人や行く場所なども固定されますし

そうすると、惰性とか現状維持とかのバイアスが強く働きますから、

一度乗ったレールから思い切って外れるというのは、

そもそもが考えにくいもののようにも思います。

 

それでも、時にこのままで良いのか、

5年、10年の先を見据えるような場合には、

軌道修正と言いますか、これから進む先と、

自分がどうしていきたいのか、見直すこともあるでしょう。

 

そういうことに思い至ることが、

ある人にとっては苦手とか、目を逸らすとか、

なかなか相容れないものがあるかもしれません。

 

何を優先し、何を大切にしていきたいのか、

その答えは千差万別、数多あってしかるべきものですが、

このままではいかがなものか、そんな具合に危惧を覚えるのなら、

何かしら異なるように手を打ち、足を踏み出すことが必要です。

 

そうして、どこに向かう、何に向かう…、

最初は見えないかもしれないですが、

より良くなっていきたい、その意思があるかどうかは、

他のどんなことより大切なものかもしれません。

 

しかし、小さな一歩でも、新たなところに踏み出せば、

それは大きな変化ということになるので、

最初から"清水の舞台から飛び降りる"ような、

悲壮な決意とは、少し趣を異にするような気がします。

 

一旦動き出せば、その方向に向かっていくのだから、

あとは、より行きたい方向を明確にして、

少し軌道を修正したり、速度を調整したり、

ぐいぐい向かっていくのが良いでしょう。

 

そこにはどんな景色が待っているのか、

行ってみなくては、味わえないものがあります☆