動じない心

 

最近は「サプライズ(驚き)」と言って、誕生日やお祝いの類を前触れもなく、それでいて手の込んでいたり、派手にやったりして、当事者の人を大きく驚かせるようなことがあります。

それは、ひとつのイベントみたいになるので、毎日毎日にそういうことがあるわけでもなく、普段との落差が驚きの大きさになるのかもしれません。

そして、それらは大いに喜んだり泣いたりすれば良いわけですが、一方で、普段から少しずつ驚いていると、ちょっとくらいのことではあまり動じることはなくなってきます。

我を失うほどになることは滅多になく、そもそも"驚く"というのはどういうことを表すのか、いくらばかりか考えておくのも良さそうです。

おそらく、少しばかり熟考して、紐解くようにして考えてみると、想定していなかったことや突発的なことが特徴のひとつとして挙げられるでしょう。

それについては何も考えていなかった、考える余地や余裕がなかったなんてことがありそうです。

また、感情に強く訴えかけるような場合も当てはまるように思います。

単純に大きな声を急にかけられて驚いたということもあるでしょうが、嬉しい・楽しい類で、それも極端になることがそうなのかもしれません。

何でもかんでも冷静になるというのも問題がありそうですが、あらかじめ想像していることもそうですし、想像している範囲が広いと、何となく落ち着いて受け止められるようにも思うものです。

そして、本当に驚くべきところで驚けるように、毎度驚いていることがないのが良いアプローチのひとつであるように思います。

そういうことをもちろん踏まえた上で、これもまた想像を張り巡らすわけですが、それでも、もしも動揺するほどに動じることがあれば、それはどういう場面なのか、それさえもあらかじめ考えておくと良いことのように思います。

自分にとって予想外・想定外というのはどういうことなのか、遥かに超えるほど「思ってもみなかった」ことになるのでしょう。

それが、とてつもなく良いことであるとか、とてつもなく楽しい・嬉しいことであることを思いながらあれこれと思い浮かべては、心の反応を探ってみるのが良いのでしょう。

これも意外とシンプルなことで、うんと身近にあるようなことだと考えてみれば、とても魅力的な人に出会ったとか、とてもキレイな絵画や音楽に触れたとかいうことかもしれません。

何より、そういうものに巡り合った時に"ありがたい"と思えるのか、なかなかお目にかかれない希少さを伴って、たくさん驚いていける=心をときめかせていけたら良いなと思います☆