反応次第の裏表

 

話の聞き上手、自分が話すばかりではなく、しっかり相手の話にも耳を傾けることは大切です。

誰もが話したい、誰もが自分の話を聞いて!となれば、単に言葉が行き交うだけで、どこにも着地することがなくなってしまいます。

そこではしっかり話を聞く人、しっかりと受け止める人も必要なわけで、それに長けている人もいるものです。

ある意味、達人みたいな人もいるかもしれませんが、そういう人はまた人に知られていない傾向はあるでしょうし、場合によっては悩みがあるのかなと思いました。

誰かが心地よくスムースに話してもらえるように、きっかけをつくるとか、話しやすいような雰囲気をつくるとかもできますが、基本的には相手が「話したい」と思わないことにははじまらないものです。

反応の仕方や速さなど、上手に対応することも大切だけれども、そればかりでは"待ち"の姿勢になってしまうかもしれない。

そうなると、自分から何もすることができない、時間ばかりが過ぎてしまう、そういう事態にもなり得るわけです。

聞き上手として成り立つにも、話す人がいないといけないし、誰もが話したくなる状況をつくらないといけないということです。

こういうこともバランスの問題ですし、どちらか一方がひとつの役割でいなければいけないということもないはずです。

自分から何か行動を起こしていくこともそうですし、自分から発信しないと何もはじまらない、きっとそういうことなのです。

思っていることがあれば言う、やりたいことがあればそれをするといった具合に、自分が何かするから目の前の人や周囲の人の反応があるわけです。

何もしないでいては何もない、何もないのは「無事」のひとつだけれども、起伏のひとつふたつはあっても良いかもしれません。

これはまた先回りをするとか、先手を打つような発想かもしれず、何をどれくらい、どのようにと考えることはありますが、それも深刻に考える必要はないものです。

自分は聞く方が好きだとか、聞く側に回りたいと思っても、ひたすら聞くだけではなく、時にはあいづちをし、質問や返事を織り込んでいくわけですから、同時に話し上手としても上手になっていくのが良いでしょう。

受けに回り過ぎない、そういうことも必要なのかもしれません☆