問いの立て方

 

もしも考えているうちに行き詰まったのなら、最初の問いの立て方が誤っている場合があります。

たとえば、体力をつけたいと思っているうちにマラソントライアスロンに挑戦する、どうも自分は長距離や過酷なレースが合わないと思ったとします。

この場合では、マラソントライアスロンが自分に合う/合わないで考えてしまっており、体力をつけたいという出発点とは異なることで悩んでしまっているわけです。

時には、骨を折ってしまったり、やる気がごっそり削げてしまったりしてしまえば、それこそ勿体ないことだなと思います。

その人にとっては、まずは近所の公園を散歩するところからはじめ、いろいろやっていくうちに、実はバスケットボールが向いていたとか、実はサーフィンが楽しいと思うことがあるかもしれません。

このように、最初に立ち戻るとか、今の考えていることの枠組みを変えるようなことで、悩みが悩みでないというか、向かい合っている問題が解消することがあります。

問題と思っていたことがそうではない、むしろ目を向けるべきは別のところだったということが往々にしてあるような気がして、時には自分自身にまつわる事柄で考え直してみても良いかもしれません。

また、直面していることだけにとらわれてしまって、大切なことが見えなくなることもあるように思います。

普段の生活を送っていくにあたって、着るものや住む場所、食べるものは必要であるけれど、そのためにお金を得る手段として、身も心も時間もすべてつぎ込んでしまえば、生活の何たるかを享受することができなくなります。

お金は確かに大切だけれども、気の合う友人たちとゴハンを食べたり、楽しい時間を過ごしたりすること、または自分の趣味に没頭するような、そういう機会もないといけないように思います。

こういうのは手段と目的みたいな話にもなっていくでしょうが、もしも自分の心に沸き立つものがない場合、少し立ち止まって考えてみるのも良いでしょう。

問いの立て方自体、何が正しいやり方なのかはわからないことは多々ありますが、道が行き止まりだったら即刻引き返すように、また最初の地点に戻って何度でもやり直せば良いように思います。

何かを経ること、それは何かを得ることでもあるので、どうぞ怖じ気づくことなく果敢に進んでいってください☆