声をかけるかどうか

 

このところは特に、道行く人の多くが、

手元にとらわれているのを見て、

その前方や周囲をおろそかにしていること、

その無自覚さに、少しばかりの呆れと戦慄を覚えます。

 

また、それとは別の、隙のあるなしには、

一定の特徴や傾向があるのを聞き知って、

なるほどなと得心したことがあります。

 

これは、若い女性が多いのかもしれませんが、

多くの人が行き交う駅前、駅周辺において、

声をかけられることが、少なからずあると思います。

 

夜の蝶のスカウトなのか、また別のなのか、

どれにしても、用心するに越したことはなさそうです。

 

その、声をかけている人を見つけた場合、

さりげなくその様子をうかがってみると、

声をかける/かけないにおいて、

何か共通するものがあるのを感じます。

 

それでも、それぞれの意図や目的があるでしょうから、

必ずしも、共通するわけではないのは考慮すべきところです。

 

そもそも、声をかけるにどういった人が目をつけられるかというと、

カバンのチャックが開いている、ゆっくり歩いているなど、

声をかけられる側の様子や雰囲気に、特徴や傾向がある、

だから、声をかけられるという図式・構図のようです。

 

声をかけられる側にも、多少の非があると言っても過言でなく、

自分の側で、できる限りの防衛はしておくように、

注意深く、意識を向けておくべきなのかもしれません。

 

それでも、目に余るほどの美貌を持っていたり、

手入れの行き届いている、キレイな髪をしていたりしたら、

何の他意もなく、声をかけてみたい、そうなった場合には、

さらり聞き流して、笑顔で立ち去っていただきたいものです。

 

また、男性諸君においては、日頃接することのない、

見栄えが良く、愛想も良さそうな女性に声をかけられたら、

ひょいひょいと言うことに従ってしまいそうですが、

その対策としては、控えめなくらいの気持ちで、

「こんな(美しい)人が、気安く声をかけてくるわけがない」と、

卑下でなく、自分の身の程を知っておくのが良さそうです。

 

会社や仕事上でのアンケートや、

テレビ、ラジオのインタビューなどは、

どういう人が好まれるのか、

これはまた、調べる価値はあるかもしれません。

 

逆に、問いただしてみるのも、

今後にとって、何か役に立ちそうなのはありますね。

 

あとは、今は海外からの観光客の方も多く、

道順を聞かれることが、しばしばあります。

 

これも、安心感なのか、信頼感なのか、

声のかけやすさにも同様のものがあるかもしれません。

 

こちらとしては、お役には立ちたい気持ちはあって、

つたない英語と必死なジェスチャーで応えようとする、

その気合いを汲み取ってもらって、何とかわかる、

そうなってもらえるのが本望なのであります☆