少しずつ重ねる

 

やらないでいては何もはじまらない。

物事を詳しく知るのにも、多く体力をつけるのにも、時間がかかると言いますか、一朝一夕に仕上がるようなものではないものです。

卵焼きを巻いて何重にも焼く時に、フライパンに油を引くような、それと同時に何度も卵を溶かし込むような、そういう重ねる感覚が大切かと思います。

こういうことはきっと何事にも当てはまるようなことで、できるかどうか、自分の思う通りになるかはわからない、それでもやってみないことには、続く結果や成果がどうなるかもわからないわけです。

実感をともなう感覚的にわかりやすいことでは、自分の身体を動かしてみることかと思いますが、一度走るくらいでは急激に足が速くなるわけではない、それでも、日々練習をする、その内容な頻度において工夫していくと、次第に変化が現れるくるものです。

足の筋力や動かし方も変わるでしょうし、腕の振り、呼吸の仕方、上半身と下半身の連携など、そういうひとつずつを改善していくことで、自分の思うようにうごしていくことでしょう。

筋力にしても、少しずつ、回数を多くするとか、重みを増しておくとか、いつもの通りタフなことをやりながら、かつ、少し無理なこともしておくと良いかと思います。

そういう繰り返し、確かに大変かもしれないけれど、キツい坂道を登っていくようなことで、見晴らしの良い景色にも巡り合えようというものです。

これを、普段の生活にもあてはまることで、仕事や恋愛などのチャンスを得るにも、多くアタックする、より相手の心に届くようにノックすることが大切です。

数の多さばかりでなく、その質をも良くしていく、やはり果敢に挑んでいかない限り、喜ばしいことも得ることはないのです。

自分の精一杯をもって取り組む、あるいは、自分の限界をいつも越えようとしている、そういう心構えがあると良いでしょう。

身体的に鍛えることと普段の生活での活躍がどう結びつくのはわからなかったけれども、活躍している人を見ると人知れずそういうことをやっていることに気がついていくものです。

これが人によっては、アイディアをノートに書くとか、絵を描く、音楽をつくることになるかもしれないけれど、少しずつやっていることには変わりがないわけです。

どこでもはじまりを告げることはできる、今日でも明日でも早速取りかかることに越したことはありません☆