たとえば、「椅子(いす)」というものは、
まっすぐ立っているのと、地べたに座るの中間で、
腰をかけるにふさわしいモノです。
一般には、家具ということになるでしょうが、
広い意味では、道具や装置ということになるかもしれません。
この「椅子に座る」という行為においての、
「椅子」の機能について考えていくと、
妙に深いところにまで行き着くように思います。
デザインや意匠というところで言えば、
「背もたれ+座面+脚(4本)」があれば良くて、
あとは、そこにどう工夫を加えるかが、
腕の見せどころということになるでしょう。
素朴に、切り株のようなものでも構わないですし、
細い(棒状)のフレームで形作っても良いわけです。
色合いとか、風合いとかも関わってきますし、
実用的でありながら、芸術的でもある、
そこに腰かけるのが、思わず楽しくなるような、
そういう「椅子」に出会っていきたいものです。
毎日の工夫次第で、目に映るものは多種多様、
ただ、周りをぐるぐると見渡しては、
事情を知らねば、きっと不審に思われるので、
そこには留意して、楽しむだけのきっかけ、
そこかしこに見出していきたいですね☆