引き上げてくれる人

 

自分自身で、懸命に取り組むことはもちろん、応援してくれる人やファンの人がいて成り立つことは多いように思います。

たとえば、「映画スターになるぞ!」と意気込んでみても、作品ごとにオーディションを受けて、監督に認められるとか、どこかの事務所の社長に気に入られるようなことがないと、そもそも映画に出るチャンスすら訪れないということがあります。

確かな人気や実力があるだけでなく、周囲の人の手助けも受けながら活躍していけるわけで、それをもって「運が良い」みたいなことを言う人がいるかもしれません。

では、その「運が良い」というのは、まったくの神頼み、自分自身では手が届かず、どうにもならないものかと言えば、必ずしもそうではないように思います。

その詳細をほどいていけば、今の自分でもできることはあるでしょうし、また、今後できるようになっていくことは多くなっていくことでしょう。

そのひとつとしては、自分の目標や目指しているものを口に出して言っておくというのがある気がします。

日頃取り組んでいる仕事においても、「こういう仕事・プロジェクトをやってみたい」とか、「実は、経理の仕事に就いてみたい」と言えば、周りの人はそういう思いを持っていたのかと気づくことになります。

それを、それぞれの責任者・リーダーが直接耳にすることもあれば、周りの人がそれとなくまた別の人に言っていくうちに、やがて伝わるようなこともあるでしょう。

自分自身でも随時アピールしていくことも大切ですし、日頃の仕事への取り組み方も見られているかもしれません。

そういう、いくつかのことがあいまって、"任せても良い"、"任せるに値する"と思ってもらえてこそ、自分の望むチャンスが訪れることになります。

もしも、見事にチャンスを得たのなら、十分に応えながらさらなる"高み"を目指すのが良いでしょう。

そして、自分自身も、誰かを抜擢できるようになっていくのなら、次の人たち、次の世代を見出していくべきです。

こういうことは仕事ばかりでなく、身近な友人関係でも、知り合いを紹介するとか、良い機会があったら一緒に行くようなことができるので、意識していけるとナイスです。

お互いに引き上げ引き上げられるような良い関係、ステキな「ご縁」を丁寧につなげていきたいものです☆