当たり前を崩す

 

普段の生活を送っていると、単純な繰り返しではないけれども、それでも同じようなパターンで過ごしているものです。

その良否を問うのではなく、そういうものだと思うことからはじめて、時々は点検するように振り返ってみるのも良いかもしれません。

今のパターンで満足しているとか、自分の思うようになっているのであれば、そのまま進めるだけですし、もしも何か満たされていないのなら工夫していく必要があるということです。

自分の興味や関心を抜き出してみれば、それにともなう行動や発言をしているもので、決して突拍子に見えるようなことは案外少ないような気がします。

食べることが好きであれば、食べ物の名前や飲食店の情報が出てくるでしょうし、サッカーが好きであれば、プレイの内容やチームの話題が自然と多くなっていくことでしょう。

もちろんそういう楽しみはしていきながら、もう少し自分自身の生活に直結するような、仕事の仕方や余暇の過ごし方にも目を向けていくのも大切です。

何を求めているのか、それを明らかにすることもしながら、今の状態を変化させていくためには揺さぶりをかけるのが良いのだろうと思います。

イメージとしては、固体ではないけれどさらさら流れるでもないもの、ドロっとした液体であったり、固まる前のコンクリートであったりするようなもの、そういうものを思い浮かべると良いでしょう。

ただ、そういうものをグラグラ揺すってみるとか、前後に振ってみるとかすると、それなりに動きが出てくるものです。

それを自分自身にあてはめてみる、いわば「自分にとっての当たり前を崩す」ことをしてみれば良いわけです。

ごくシンプルには、いつもと異なる道を通ってみることで、一本通りを変えるだけでも雰囲気が変わるだけに、受け止め方にも変化が現れることでしょう。

あるいは、着る服、会う人、行く場所、今まではしなかったようなことをすることで、新たな発見はありますし、新しい何かが見えるはずです。

自分自身が凝り固まっていては、チャンスもへったくれもないものですから、柔軟な姿勢、気持ちの面でも身体的な面でもうながしていくのが賢明というものです。

そうやって、いつものことも大切にしながら、いつもと異なることもしていく、その双方を推し進めていくことをしていきたいと思います☆