これは自分自身、決して例外ではなく、
思いの外、固執している考え方があると思います。
揺るぎない自信の強さ、ある意味では、身勝手な先入観の強さ、
それをどう呼んでも良いのですが、何に依拠するものなのか、
どこかで定めた「自分ルール」のひとつふたつ、
誰でも持ち合わせているように思います。
それが果たして妥当であるのか、疑うこともなく、
今日のこれまで、そして、これからも続けていくことでしょう。
しかし、時にはあえて疑ってみるというのも必要で、
見直すことで打破できることや新たに見えることもある気がします。
歴史的に、少し大きな話をすれば、
「天動説」のように、地球という地平があって、
空=天の方が、周期的に動いていると考えられていたものが、
実際には、地球が自転や公転する「地動説」が事実であるし、
それが当然のように受け入れられています。
「地動説」以前では、「天動説」に異を唱えようものならば、
当時の、社会の状況や宗教的な背景もあって、
火あぶりになるくらいの仕打ちを受けてしまうものでした。
こういうのは、今の身近なところにもたくさんあって、
自分の常識が他人の非常識、他人の常識が自分の非常識、
同じ事柄を、異なるように捉えていることも多いかもしれません。
その常識というものですら、意外と曖昧なもので、
時代や、時期、状況によっても変わるし、
世間の流れに影響されることも多いことでしょう。
ファッションもそうで、Tシャツというのも、
元来は下着としての役割が大きかったものが、
外に見えるようになり、ズボンの外に出て、
やがては、プリントも施されるようになり、
それ自体、ひとつのスタイルとなっています。
こういうのものの例は挙げればキリはないでしょうが、
それだけ、移ろうものが大半を占めるということなのでしょう。
日頃から、一定の強い軸のようなものを持ち合わせながら、
それでいて、柔軟に対応していくというのが大切で、
まるで柳のようなしなやかさを見習っていきたいものです☆