思わぬところに突破口

 

たとえば、仕事で成功するとか、多くの人に知られるような意味合いで、世に出るにあたり、何をするのが最も効果があるのかについて考えを巡らすことがあります。

歌手の人が、激しいロック調のバンド・スタイルでヒット曲を出すぜと思ったら、しっとりとしたバラードが受け入れられたとか、役者で主役を取ろうと思っていたら、落語家のような噺家がしっくりきてしまったというようなことです。

これは、自分のやりたいことと、ファンであるお客さまの求めるものが異なっていたり、自分の持ち味が自分のやりたいことではないところにあったりするなど、いくつかの要因が考えられます。

お笑いコンビがネタ披露している時に、思わず叫んだひと言が、その人の決めゼリフになるということも多くあるものです。

こういう、どこにチャンスがあって、どうやって突き抜けるのかについて、必死になってやるとか、日頃の練習を怠らないということはもちろんのこと、何がキッカケになるのかは、思いついたことを片っ端からすべて試すしか、わかる方法はないような気がします。

そうやって、自分の進もうと思っていた方向や、やりたいと思っていたこととピッタリ合致することもあれば、近からず遠からずのような、どちらとも言えないこともあるでしょう。

こういうことの何をやるかは別として、思いを浮かべながら何とはなしに考えていくと、自分の芸名やバンドの名前、コンビの名前をどうすると強い印象を残せるか、あるいは、自分(たち)の特徴を表しているのか、想像を巡らすのが楽しくなってくるのはあります。

もしも音楽やお笑い、各種アートなど、何かしらの表現を志すのであれば、無名なままであるよりかは多少知られるように、ヒットしないよりかはヒットする方が、活動においても有益であるように思います。

また、名乗る名前にしても、「初代・蓮華法院時貞」みたいな名前の方が、ただの「次郎吉」より華美で派手ですし、主役や大御所っぽい雰囲気を出せるもので、願うことなら名実ともにそうなりたいとも思うことでしょう。

ただ、そこでは、自分のキャラクターとしては「まりもあんぱん」という名前が合っているとか、多くの人がしっかり覚えてもらうのに良いみたいなこともあって、クールな二枚目とはほど遠いぜーと嘆息してしまうかもしれません。

それでも、それで仕事が続くとか、さらに良い活動の機会が増えるようであれば、それもまた良いとして受け止められたら良いなと思います☆