恋は盲目となりたい

 

最近、ふと目にしたもので、気になったひとつに、

現在、恋愛をしている=恋人がいる人の割合が、

日本では、全体の約3割というものがありました。

 

統計を取った時期や、対象とする年代(見たのでは20〜40歳代)、

そして、男女別を見れば、多少の前後はありますが、

それでも、過半数に満たないというのは、

結構、見過ごせないものだなと思いました。

 

これは、決して恋愛をしているから、

何かに有利になるとか、表彰されるというものでなく、

あくまで、個人として向き合っていくものですが、

時には、大枠で考えてみるのも良いようにも思います。

 

そして、これまでに一度も交際をしたことがない割合もあって、

これも同じように3割前後になっているのですが、

恋愛に限らず、広く人付き合いという点でも、

現代の様相を、何かしら映し出しているのかもしれません。

 

自分自身は、ひとりで思索に耽るのを好みがちで、

誰と何をするにしても、だいぶ親しくならないと、

一緒の時間を過ごすことは優先して考えないタイプです。

 

もちろん、社会生活を送る上で支障が出ないように、

多くの人との基本的な折衝を保つようにはしていて、

本来的には、好き嫌いの落差は大きい一方、

人に対しての興味は、それなりに強くあるものです。

 

同性でも異性でも、お互いの時間の使い方を尊重して、

それで一緒にいる時間も大切にしようと思うので、

いつも一緒にいるから、仲が良いともならない気がします。

 

そういう、機会があれば人と関わるようなこともなく、

自分ひとりで完結してしまうような人であれば、

同性でも異性でも、一緒にいるという発想すら浮かんでこない、

そんな人も中にはいるのかもしれません。

 

自分以外の人はすべて、その人なりの考えや思いがあるので、

ある意味では、異文化と触れるとも考えられそうで、

それ自体を厭うこともあるのかなと思うわけです。

 

そして、一緒にいて何かをするということにおいても、

会話はなく、視線も心も通い合わないということもなれば、

大きなすれ違いもないかわりに、喜びも生じることはないでしょう。

 

そういう"つながり"を持たないでいては、

生きていることの醍醐味の多くを失っている気もして、

ただ、息をして、生き長らえてしまうのは寂しいと思います。

 

自分に興味を持てば持つほど、他の人はどうなのかとも思うので、

そうして、心のこもった交流の機会や人数が増えれば、

恋愛ということも含め、より楽しく日々を過ごせそうです☆