意外と異なること

 

たとえば、普段から通り慣れた道だとしても、

地図の上での見え方と進み方を比べてみると、

頭で思い描いているのと異なることがあって、

不思議な印象を受けることがあります。

 

わかりやすく直角に右左折でもすれば、

どちらの方向に向かっているかもわかりやすいものですが、

真っ直ぐ進んでいるようでも、道が曲がっていたり、

道が真っ直ぐでも、平行でなければ行く方向が変わったりします。

 

道なりに行っているのに、行き着く先が変わりそうで、

錯覚を引き起こしそうなことのひとつだなと思います。

 

知らず知らず、思っているのと異なる方向や方角に、

導かれているのだとしたら、少し恐怖を覚えてしまいそうです。

 

気がついたら、元の場所までひと巡りなんてこともありそうで、

不思議なことこの上ないなと思うわけです。

 

認識と実際の差異とでも言うのでしょうか、

空手の打撃においても、押しよりも引きが大切なように、

知っているからわかるというようなことは、

思っている以上に多いのかもしれません。

 

壁の突起に手足をかけて登るボルダリングでも、

あれは、筋力というよりかはバランス重視のようなこともあります。

 

他には、メガネをかけている人にもあるかなと思いますが、

軽い近視の人とか、目は特に悪いわけでもない人が、

メガネをかけていて、しかも、その印象が強いパターン、

メガネをかけていないから、目は良さそうな人が、

実際はコンタクトレンズで、近視の度合いも強いみたいな、

見た目も実際が異なっていることもあります。

 

何を見てどう思うかは、個人それぞれの勝手でなことですし、

そこで想像力豊かに繰り広げるのも興味深いところですが、

その裏側というか、表向きにどう見えているかとは異なる、

そういう面も事実あるのだということに想像が及ぶのか、

このあたりを巧みに切り替えながら物事をみることができるかが、

そのひとりひとりの資質にも関わってくるような気がします。

 

結構、体力的にハードな仕事をしている人がいて、

腰への負担が大きいのかなと思いきや、

実際には首への負担が大きいということがあって、

最近、そういう視点や発想で見ることが多くなっている、

それは背景としてあるのかなと思います。

 

飛行機も、追い風というよりかは向かい風によって、

機体が空に浮かび上がるものですから、

そこでもロマンがあるのだなと思いを馳せています☆