懸命に取り組む

 

人それぞれにおかれた状況に対して、勉強とかスポーツ、恋愛など、その時々で懸命に取り組んでおくのは大切かなと思います。

テストで良い点を取るとか、大会で勝ち進む、交際や結婚に進むなど、目に見えるようなところに現れることもあるでしょう。

そして、そればかりが成果や達成でなくて、日々どのようにして取り組んでいるのか、それもまた大切なことのように思います。

何もしなくては何もなし得ないわけで、少しでも良くしていこうという試みは必要なことになります。

当然目に見えている方がわかりやすいし、賞賛や賛辞を送りやすいというのはありますが、そこにとらわれてばかりでもいけないような気がします。

自分自身においては、上手にコトが進むかどうかと同じようにして、何かにたどり着こうとするその途中をどうとらえているか、そういう視点も持っていたいと思います。

それが、何かしらの成果や達成になるかもしれないし、たとえそうでなくてもそれまでに力を振り絞って取り組んでいたのか、どれだけ懸命になれたかどうかで、自分自身のことを信頼することになっていくものです。

言わば、毎日少しずつの積み重ねをしていくことでしか、ひとまとまりのことはなし得ないわけで、愚直かもしれないけれど一定の堅実さというものが身についていくはずです。

個人においては自信がついたり、懸命に取り組むことの楽しさを覚えたりすることでしょう。

それと同時に、周りの人もそういう姿勢を見ているから応援してくれるでしょうし、予期せぬチャンスをもたらしてくれることもあるでしょう。

こういうことは、最初から道があるようなものでなく、進んでいくからできるところもあって、懸命に取り組むから次の扉が開かれるというような気がします。

想定しているようなところに手を伸ばすのも大切ですが、手を伸ばしているうちにまったく異なる、それでいて素晴らしいところに届くかもしれません。

自分では登山家になろうとしていたところ、山に咲く草花に詳しくなり、植物の専門家になるような、あるいは、サーフィンを楽しんでいるうちに海洋学者になってしまうようなものです。

好きなことや目指すものを追求している、目の前の興味や関心の赴くままに取り組んでみる、そういう前向きな姿勢が新しい何かをもたらしてくれるので、自分の置かれている状況においてできることをやっていきたいものです☆